始まり
短いかな?
これでも二時間くらいかかってしまいましたw
静かな森の中、一体のモンスターが静かに寝ていた。
鳥のさえずりだけが聞こえる森の中でそのモンスターは異様に映えていた。
ここはイルミナ王国の東にある広大な森林。
この森から物語は始まるのであった
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(・・・ここどこだ?)
気づいたら俺はどこかの森の中で眠っていた
ふと視線を下のほうに向けてみるとそこには俺の白い肌が…白い肌がなかった
いや、どういうことかというと、俺にもわからん
俺の体色が真っ青になっていた
あの海の青色である
(どうなってるんだ・・・
まず服を着ないと)
普通の日本人だった俺には森の中で真っ裸というのは耐えられない
小一時間ほどかけてそこら辺の蔦や葉っぱやらで簡易のパンツだけは作ることができた
まずやることは食料調達と第一村人探しだ
(あるのはキノコと葉っぱと果物か・・・)
文句を言っても仕方がないので果物を食べてしのぐことにした
(どこに行こうか
まぁ適当に行けば大丈夫だろ・・・)
幸運なことに向かう先はイルミナ王国の中心部であった
ここで反対側にでも行ってればこの物語はここで幕を閉じていたかもしれない
「キャー」
そのとき人の悲鳴が聞こえた気がした
急いで声のほうに向かうと緑の人間っぽいのと盗賊らしき人間が3人いた
「へっへっへ、ゴブリンごときが手こずらせやがって!
すぐに楽にしてやるよ!ハッハッハ!」
(なんかいかにも悪者って感じの話し方だな
緑のほうを助けたいけどゴブリンって人間の敵じゃなかったか?
ってか俺人間じゃないよな・・・)
「やれるもんならやってみな!
僕たちはお前らを許さないからな!」
「クックック!
負け犬の遠吠えってやつか?
いわれなくてもやってやるさ!
お前らやっちまいな!」
(くそっ!
考えるより行動だ)
俺は緑のやつの手を引っ張り逃げだした
「おい!なんだお前!
お前らボーっとしてないでさっさと捕まえろ!」
「「へ、へい!」」
俺らは必死に逃げるがいかんせん緑のが遅い
「お前もうちょっと早く走れねぇのか!」
「そんなこと言ったって僕ゴブリンだし無理だよ!」
なんでゴブリンだから無理なのかはよくわからないが
これでは追いつかれるのも時間の問題だ
俺は立ち止まり、振り返った
「ぜぇぜぇ…
へっへっへ、ようやく諦めたか
わかってんだろうな生かしはしないからな!」
「ハァハァ…
そうだぞ!もう逃げられないぞ!
ギッタンギッタンのズッタンズッタンにしてやるからな!」
(雑魚にしか見えないが俺もどれくらい戦えるのかわからない
それにこの体色も気になるどうなってるんだ?
というかこいつらバテすぎだろ・・・)
「寄って集ってリンチはよくないと思うけど
何があったんだ?」
「親分が殺りたいから殺るんだよ!」
「なるほど、正義はこちらにあるわけか」
「ゴチャゴチャ言ってないでさっさとやれ!」
「へ、へい!親分!」
そう言うと二人はこっちに刃物を向け走ってきた
しかし何故か物凄くゆっくりに見える
おれはまず武器の持ってるてを蹴り上げた
「ぐへっ…うっうっ…
腕が…おいらの腕がぁぁぁぁぁ」
武器を落とさせる予定が腕を吹き飛ばしてしまった・・・
「アッ・・・
ご、ごめん、間違えた?」
「お、おらぁ!
なめんじゃねぇ!!」
親分のほうが剣を持って走ってきた
流石に危なかったので石を投げた
ヒュン パァン
親分の頭が弾け飛ぶ
「うっ、うわぁぁぁぁぁぁ」
子分の二人は必死に逃げていった
「・・・あんた何者?」
緑のやつに尋ねられたが俺は何も答えられなかった
最後まで読んでいただきありがとうございます