表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/11

クッキー


 彼女は機嫌が良いと鼻歌を紡ぐ癖がある。だいたい、最近は噂の先輩さん絡みなのだが。


「先輩さんと、今度は何があるの?」


「へ?」


 目を点にする。どうして分かったの? と顔に描いて。分かりやすいことこの上ない。


「……あのね、先輩がパフェ食べたいって言うからお店探してて」


 本人は平静さを保ってるつもりらしいが顔は真っ赤。


「このお店は?」


 とクッキー缶を差し出す。


「え?」


「ケーキのお店だけど、パフェもやってるよ。とりあえず食べてみたら」


 無造作に口に放り込んでやる。甘くて、あっさり溶ける魔法の味。何て幸せそうな顔するんだか。



 このお店のクッキーは恋愛成就のジンクスがある。とっとと幸せになれって、ね。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ