前
現代において美しい月夜なんて、一体どれだけの人間に認識されているだろう。
せわしなく過ぎゆく時間に押し流された人々は、夜には疲れきって地面こそは見もするが、空を見上げるものは少ない。
見上げたとしても、その美しさをしみじみと感じる余力などない。
それは月夜だけにないにしろ、美しい景色は『観光』としてまだ認識はされやすい。
どちらにしろ現代というものは、はるか昔に比べ、悪く言うなればずいぶんと味気のない世界になったものだと、
だが、その例外に洩れるものはいた。
しかし、少数派というものはいつも日の目をあびないことが多い。
それらもまた、夜の闇に紛れるばかりだった。
今宵も。
深夜二時を少しまわったころ、ひと気というものが全くない狭い裏路地に一組の男女がいた。見て見ぬフリをして通り過ぎたいシチュエーションである。
聞こえてくるのは男の荒い息の音と、女のかすかな抵抗とも取れる声だけだ。
サガミは眉間にしわをよせ、ため息を吐きだした。
その肩のとなりで陽気な声が笑う。
「いいねぇ~。こちとら、寝不足で死にそうな面してるってのに、」
「無駄口たたいてないで、さっさと終わらせて帰るぞ。」
サガミは淡々とそう言って地面を蹴り、ふわりとその身体を宙に投げだした。
はだけた女の首筋に男が口をよせ、そして
ブツッ
と、鈍い男が静かな裏路地に響いた。
「…ぐっ、かはっ…!」
次いで聞こえたのは女の甘い嬌声ではなく、男の呻き声だった。
「わりぃーなぁー、あんちゃん!」
テンションの高い陽気な声はその場所には不釣り合いな空気を生みだす。
「…きさまら…っ…!」
その声に男はやっとの思いで振り返る。
男のその反応に声は一層ニヤリと笑った。
「お楽しみのとこ悪いが、これが俺たちの仕事でなぁ! 好きで邪魔してんじゃないんだ。
勘弁してくれよなぁ!」
その声に男は激高し、サガミに飛びかかった。
「…餌がいきがるなよ…っ!」
「まぁ、そういうことだから。」
その男にサガミは流し眼でその一言だけ発しただけだった。
気付くと男の上半身は下半身とおさらばしていた。
いつのまにか男の後ろにいたサガミがピッと日本刀の血をはらった。
その瞬間、男はざぁっと灰と化して崩れ落ちた。
サガミははぁとため息を吐くと、茫然自失としている女を担ぎあげ帰路についた。
ベタな展開から察しの通り、男は吸血鬼。
そして、サガミ、彼の正体は……
「…アサクラ。」
ばさりっと目の前にあったノートを取り上げられ、アサクラは慌てて取り返そうと飛び上がった。
「かえしてよぅ! サガミ君! 今から一番大事なところを!」
「書かせねぇよ、この続きに何を書くつもりだ。」
「『裏世界に名を轟かせる最強で最凶の吸血鬼狩り』ってとこかなぁ?」
「…だめだ、もうお前はだめだ。」
「だめって二回言った!?」
「駄目だ。」
「三回目!!?」
とある学校の図書室の片隅で男女の生徒が、よそ目に見ればじゃれついている。
だが、この図書室は他の学校に比べ、古めかしい本が多いので利用するものは少なく、その二人を見咎めるものはいない。時折訪れる生徒も、いかにも文学少女、少年と言ったふうな生徒で、彼らは我関せずを貫く。心の中では「リア充、爆発しろ」とか、考えていたとしても。
なお、この二人もまたその例外には洩れず、女生徒のほうは眼鏡に下の方でふたつくくりで、男子生徒のほうも、長い前髪を無造作に垂らし、ふたりともがいかにもといった感じだが。
「どうして、取り上げるの!?」
アサクラの抗議にサガミはため息をつかざる得ない。
「…お前は、こんなん書いてて恥ずかしくならないのか…?」
「ならないよ?」
げんなりとしているサガミにアサクラは無邪気に笑う。
「だって、事実じゃない。」
はぁぁと、タダでさえ陰気な上にさらに陰鬱にさせるようなため息をサガミはついた。
すべての原因は一週間前の夜にまで遡る。
残念なことに、アサクラの言う通り、おおむね彼女の小説は正確だった。
違う点と言えば、女を襲っていたのは吸血鬼なんて高貴なものではなく、血だけでなく肉や骨まで喰らう“鬼”と呼ばれるものだという点。
襲われていた女はかすかな抵抗…どころではなく、本気で抵抗していた点と(それはもう、相手を手一杯にさせるほどに)
そして、助け出したその女が、
「もしかして…、サガミ君?」
クラスメイトだったということ。
厄介なことになったとは思ったが、記憶を消すなんて都合のいい業なんてなくて。
出来る限りの誤魔化しはしたし、まぁ、どうせ、恐怖で関わってはこないと思っていた。
だが、サガミは見くびっていた。アサクラの好奇心を。
その翌日からアサクラはサガミに付きまとうようになった。
最初のうちは逃げ回っていたサガミだが、無駄だということがわかり、現状に至る。
「闇にまぎれて人知れず悪をやっつける、なんてカッコいい! 理想の正義!」
「何回もいうけど、おれは正義じゃなんかじゃない。」
「もう! サガミくんってそればっかり!」
「おまえが何回も同じこと言わせてるんだよ。」
「なんで? あいつらは人間を無差別に襲って食うんだよ? サガミくんはそれを悪じゃないっていうの?」
「もちろんそういうわけじゃないけど。人間だって豚とか食べるだろ。同じだよ。
あいつらがおれたちを殺したがるのも、人間が鳥インフルエンザとかを駆除しようとしているのと同じだよ。」
「だから、被害がでないと狩りにいかない?」
「そう。無暗に殺すことなんてない。」
そこで、アサクラは押し黙った。サガミはやっと静かになったと、途中だった読書を再開した。
だが、その沈黙が珍しく続いたものだからサガミは不審に思って顔を上げた。
するとアサクラはらしくもなく、うつむいたままでいた。
「…どうかしたのか? 腹が痛いか?」
その声にアサクラはぱっと顔をあげた。
「ううん! やっぱ、サガミくんは変な人だなと思って!」
いつも通りの明るい声に、心配して損したと、しかも心外なことを言われ、サガミはため息をつき、今度こそ読書に集中しようとしたときだった。
「…ねぇ、サガミ…」
サガミは、二度も邪魔されて、しかも呼び捨てにされたので、思わず舌打ちして少し怒ってやろうと、顔をあげた。
その一瞬だけ。アサクラは何故か今にも泣き出しそうな顔をしていた。
だから、思わずひるんでしまった。
だが、すぐにいつもの調子に戻って言う。
「その本、わたしも読んだことあるよ!」
「ネタバレすんなよ。」
サガミは一瞬、怪訝に思ったが、見間違えかもしれないと深く考えなかった。
「わたし、その話の終わり方、大好き!
最後はねぇ、戦争を止めることが出来るんだよ! そして二人は結ばれる!」
「ネタバレすんなって言っただろっ!」
怒りのあまり、立ち上がってアサクラを捕まえようとするが、アサクラは「きゃーー」
と言って逃げ回る。本当に怯えているわけではなく、その追いかけっこを心底楽しんでいるようだった。
と、本当にバカップルのようにじゃれついていると(サガミはマジ怒り)、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。
アサクラはそのまま図書室の出入り口に向かい、
「じゃあね、サガミくん! バイバイ!」
笑いながらそう言って、逃げていった。
サガミはバカらしくなって、胡乱な眼でアサクラを見送ってから、自分も教室に向かった。
そのあと、サガミはその本を、ネタバレされたとはいえ、内容は面白い本だったのでそのまま読み続けることにした。
どうせ、午後の授業は退屈な科目だったから。
それにしても、この話はハッピーエンドなのか、とサガミは思った。
戦争の中で生きる若い男女を描いたフィクションで、そんなにライトなものではなかったから、ハッピーエンドじゃないかもしれないと思っていたのだが。
別にハッピーエンドが嫌いなわけではない。
むしろ、作り話ぐらい幸せな終わり方でいいじゃないかと思う。
アサクラも本は結構読む方で、その点だけに関しては息があった。
おめでたいやつだから、ハッピーエンドが嫌いというよりも、大好きだと言われたほうが納得がいく。
だから、家に帰って、ようやくその本を読み終えたとき、目を疑った。
ただの聞き間違いかと思って、けれどなんだか無性に気になって、昼休みに取り上げたままとなっていたアサクラのノートを開いた。
そこには、やはりサガミを主人公に書かれた小説が綴られていた。
だが。
そのラストはすべて、バッドエンドだった。
「なんだよこれ…。
バットエンドばっかりじゃないか
ハッピーエンドが好きなんじゃないのかよ…。」
その時、サガミの携帯が鳴った。
思わず、びくりと身体がはねる。そのことに少しいらついて乱暴に携帯を開いた。
メールはアサクラからだった。
その内容を見て、サガミは部屋を飛び出した。
日が暮れたあとの校舎はなんともいえない不気味さがある。
だが、そんなものはサガミにとって慣れたものだった。
今はただ、全力で走る。
「がこのおくしよう たすけて」
それがメールの内容だった。初めは何が言いたいのかわからなかった。
だが、何か緊迫した状況だと言うのは見て取れた。
走りながら、サガミは考える。おそらく、彼女が打ちたかった内容は。
「学校の屋上、助けて。」
だろう。
そういえばと、思い出す。
昼間のアサクラは少し様子が少しおかしかった。もしかしたら、何かあったのかもしれない。なぜか、彼女が別れ際に言った「バイバイ」が耳についた。
“何か”
たのむから、鬼がらみじゃないでくれよ、
サガミは屋上へ続く階段を駆け上がっていく。
いつもは鍵がかかっている扉は開け放たれていた。
サガミは戸惑うことなく、屋上に飛びこんだ。
だが、屋上に人の影はなかった。
「アサクラ!」
サガミはメールの送り主を呼ぶ。返事はなかった。
背に掛けていた刀を降ろす。ゆっくりと扉の反対側に回った。
そこには、一人の少女がいた。
こちらに背を向けていた少女はサガミの気配を感じてか、ゆっくりと振り返った。
うつくしい少女だった。
暗闇でもわかる艶のある長い髪を強い風になびかせて、その白い肌は透けるように闇の中に映える。整った顔立ちは老若男女に息を飲ませる。
少女はサガミを見て、綺麗に笑った。
「待ってたよ、サガミくん。」
「……これはどうゆうことだ?」
それは、さながら。
『鬼』のように―…
「アサクラ。」
少女…アサクラは謳うように答える。
「来てくれると思ってた。」
「ねぇ、サガミ。」
「わたしを。殺して?」
アサクラの言葉にサガミは怪訝そうに眉をよせた。
「…なにを訳のわからないことを。何かに襲われたんじゃないのか?」
サガミのその反応を予測していたのか、アサクラはクスクスと笑った。
普段のようなきゃらきゃらという笑い方ではなく。
いや、笑い方だけではない。彼女の雰囲気自体がまるで別人のようだった。
サガミでなければ、彼女をアサクラと判断できないだろう。
「やっぱり、優しいなぁ…サガミは。 でも、心配は御無用。」
アサクラは柵にもたれかかる。
「だって、わたしが襲う側だもの。」
タイミング良く、強い風が屋上を吹き抜ける。
「…なんだって?」
サガミの眉間のしわがいっそう深くなった。
「ダメだねぇ、サガミ。 聞き返すとか、だめだよ。これはもうテッパンでしょう?
“ついさっきまでの親友が実は敵だった”なんていうのはさぁ。」
アサクラは楽しそうにサガミを叱咤する。
「……。お前を親友はおろか友人とも、鬼とも認識したことはない。」
「今、さりげに酷いこと言わなかった?」
「お前は鬼の気配はしない。鬼の気配に気づかないはずがない。」
見事にスルーされたアサクラは、いまいちシリアスになりきらない雰囲気におかしいなぁと少し苦笑う。
「その辺はね、まぁ、当然警戒済みなわけでさ。
だって、サガミの…いや、そいつの感知率は史上最高と言っていいほどだからね。」
アサクラのその言葉を合図にサガミのそばから声が発せられた。
「おう、おう!じょーちゃん! えれぇ褒めてくれるじゃないか! 褒めても何も出ねぇこともねぇ。」
「え! なんかくれるの!?」
サガミはその声の登場にあからさまにため息をついた。
それに反して、アサクラは実に楽しそうだ。
この陽気な声の正体は。
サガミの呪具、『佼牙』。
その刀だった。
「おい。もし、あいつの言ってることが本当なら、お前はポンコツだということだぞ?
舞い上がってる場合か。」
そんな佼牙にサガミは冷たく言い放つ。
「いんや、 おれは断じてポンコツじゃあない。 そうだろう? じょーちゃん。」
佼牙はえらく自信満々にアサクラに向かってそう言う。
「ええ、もちろん。言ったでしょ? 警戒したって。」
「コイツ相手に、鬼がその気配を消すことなんて出来る筈がないだろう。それもこんな近くにいて気付かないはずがない。」
かたくななサガミにアサクラは肩をすくめた。
「まぁ、『本物の』鬼なら、そうでしょうね。
でもわたしは鬼は鬼でも、半端ものだから。」
「…半端? 眷属か? それだって鬼と同じことが言え…」
「混血」
サガミの声を遮ったアサクラの短い言葉は、サガミと佼牙を黙らせた。
「わたしは混血なの。人間と鬼の子。だから、半端もの。」
自分の言葉に息をのむサガミを眺めて、彼女は意地悪く笑う。
『混血』
それは、まず在りえない存在だと言っても過言ではないものだった。
その理由は、第一に、鬼は基本長命なのだが、だからか、なかなか子が生まれにくい生態をしている。
さもなければ、世界は鬼だらけになってしまう。
そしてその特性は女の鬼の生態に強く表れている。
つまり、例えば男のほうが人間で、鬼が女だとすると、子が出来る可能性は鬼同士よりも稀なのである。それは不可能といってもよいほど。実際、そのような事例はない。
だとすると、男が鬼で、女が人間なら問題ないのかと言えば、むしろ、こちらのほうがそうではない。
基本的に鬼と人間の血は相容れない。だからこそ、人間の女が鬼の子を孕んだ場合、
鬼の血が強すぎて母子ともに死亡する、あるいは流産するケースが非常に多い。
稀に無事出産できたとしても、乳児は鬼の血に耐えられず成長する前に死亡してしまう。
以上のことから、生きて成長した混血という存在が確認された事例はない。
だから。
「…混血だというくらいなら、鬼だといわれたほうが納得がいく。」
サガミは唸るようにそう言った。
だが。
「あ~~!なるほどな! 混血か! それでそんな変な気配がするのか、じょーちゃんは。」
佼牙はなんとも軽い調子でそう言った。
「なんだと…?」
「いやぁな、確かにじょーちゃんからは“鬼の気配“はしないって、いったけどさ。人間の気配でもなかったわけなのさ。強いて言うならおまえら、鬼狩りの異能者たちの気配に似てる。そう思うと、もしかしたら異能者と混血はどっかで精通してるのかもしれんな。
まぁ、最初にそのじょーちゃんを見たとき、なんで“襲われているフリ”なんてしてるのかと思ったけどよ。」
「…じゃあ、なんでそう言わなかった?」
サガミの声には若干隠しきれないすごみが混じっている。
そんなサガミの気配を感じていないのか、あるいは無視してか、佼牙は至って平然と言ってのけた。
「いやぁ、だって、おもしろそうだったから。」
「お前は“おもしろそう”で、主人を危険にさらすのか!」
サガミは佼牙に怒鳴る。そんな彼らを見て、アサクラはさも楽しそうに笑う。
「そういうこと。だから、この仕事に混血のわたしが選ばれた。」
サガミは、アサクラを胡乱な眼で見返した。
「なら、“殺して”じゃなく、“殺させて”じゃないのか? 聞き間違いか?」
「いいえ、合ってる。わたしは殺してほしいの。」
「仮におまえが混血でおれを殺しに来たとしても、おれには今のお前を殺す理由はない。」
サガミがそう言えば、アサクラは嬉しそうに笑った。
「そう言うと思った。
だけど、あるのよ、理由は。
わたしって自分で言うのもなんだけど、結構強いほうなんだ。
そんなわたしを殺したともなればあなたは要注意人物とみなされ、迂闊に近付くものはいなくなる。
あなたのまわりの人間が傷つけられることはなくなると思うわよ?」
「それが、おまえを殺す理由になると?」
「充分じゃない?」
世間話でもするような感覚で話す彼女を見て、サガミは眉間のしわをより一層深める。
しばしの沈黙が流れた。遠くでサイレンの音が鳴っている。
「自殺でもいいんだけど、どうせなら、サガミの心に残りたいからさ。」
沈黙を破ったのはアサクラだった。
「…悪趣味め。
だいたい、なんで死にたいんだ。なにが気に入らない。」
サガミは吐き捨てるように返す。
「自分の存在が。」
「嘘だ。」
即答でサガミが返すとアサクラは困ったように笑った。
嘘ではない。それもある。
だが、サガミの言うとおりそれが一番大きな要因ではなかった。
サガミの目は射抜くようにアサクラを見ていた。
その目にアサクラは観念したようにため息をついた。
「だってさぁ、殺したくなくなっちゃったんだもん。」
アサクラは、背を反って柵の外に上半身を投げだす。
「鬼狩りってさ。わたし、大っきらいなんだ。傲慢で自分が正義だと信じて疑わないやつらなんか。
だから、あんたもさっさと殺してしまうつもりだったんだけど。
なんか、一緒にいたら今までの鬼狩りと何もかもが違うくて、殺したくなくなっちゃったんだもん。
だから、わたしが死ぬ。」
アサクラの言葉にサガミは怪訝そうに顔をしかめた。
「…どっちも死なないって選択肢はないのか?」
「ない。 だって、もうすぐ他の鬼があなたを殺しに来る。
わたしが裏切ったとみなしてね。
そのぐらい、わたしは長居し過ぎた。居心地が良くってさぁ。」
「……。そのぐらい、なんとかなるだろ。」
サガミの言葉にアサクラはどこか悲しそうに笑った。
その中にはあきらめの色が見て取れた。
「やっぱり、甘いなぁ、サガミは。
無理だよ。どうにもならない。
だからさ。」
アサクラはそう言うと、反っていた身体を起こし、サガミの顔を見つめた。
「だからさ。ありがとう。」
そして、そう言うと同時に身体を柵の外に投げだした。
サガミは咄嗟に走りだす。
柵を越えて重力に従うアサクラに手を伸ばし。
その一センチ先で、アサクラは満足そうに笑った。
「ばいばい。」
手には、とどかない。