プロローグ ~思い出の時間~
ども!狂宮 抹茶ですw更新は不定期となります。また文章能力、漢字力が皆無な人が書いていますので読みにくかったり、漢字ミスがあるかもしれません・・・気にせず読んでくださいw
ではw本文へどうぞw
夕方、一つの部屋におとずれる・・・そこには誰もいない
窓が開けられていて白いカーテンが夕焼け色に染まって風になびいている
この部屋には軽く鼻を突くような独特な消毒の臭気が広がっていて、家具はベットと机、テレビ、くらいしかない、そしてすべてが白色・・
とても殺風景で寂しい部屋
ふと夕焼けのオレンジ色に染まっているベットの上のに付けられた小さな机の上になにか置いてあるのに気付いた
小さな瓶のようなものが置いてある
この部屋の住人が大切にしていた古くて小さな砂時計である。
それをそっと上下を逆にして机に置いて砂を落としてみた
くびれのある小瓶、その中を少し黄ばんだ白い砂が落ちていく
窓から差し込む夕方の日の光を反射して星のようにキラキラと光りながら、少しずつ、少しずつ、落ちていく
さらさらと音を立てずに時を刻んでいく・・
決して砂は上ることはない、下っていく
砂は上に戻ることはない、そう・・時のように・・
戻ることのない時を砂時計は刻み、時が過ぎ去っていくのを砂は見せている
時間はただ進むことしかしない、そう、砂時計の砂のように
1時間、一分、一秒、という時間、決して止まることはなく、過ぎていった時間は戻ってこない
人によっては時間が止まってほしかったり、止まってほしかったりする人もいると思う
でも神様はそんな願いは聞き入れてくれない。神様はケチンボで残酷だから、自分で作ったルールは決して破らない、どれだけ人が悲しもうとも、ルールを破らない
私はそんな神様だともうわかりきっているから戻ってほしいとも奇跡が起こってほしいなんて願わない
私の過ぎ去った時は戻らなくてもいい、過去に戻れなくてもいい、止まらなくててもいい
だって、神様は止まらない、戻らない時間の代償にあるものを与えてくれたから
それは思い出
神様は過ぎ去った記憶を思い出として心に残るようにしてくれた
いつまでも大事な、楽しかった思い出を心に沢山しまっておけるという思い出を
だけど、思い出は残酷な時もある
自分がすごしてきた、時をそのまま映し出すから
思い出したくない思い出、そんな思い出まで、鮮明に映し出す
楽しかった時間、うれしかった時間、悲しかった時間、ケンカした時間
2人で過ごした、たくさんの時間の思い出、それは、神様がくれた宝物なのかもしれない
私の時間は砂時計の中で星のように光り輝く砂みたいにどんどん落ちて、過ぎ去って行って、思い出に変わっていく・・・
思い出
私はきっといつまでも忘れない・・・