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伯爵様の求婚  作者: 563
伯爵の求婚編
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3/10

口説きと皮肉は使い分けて

7/4【一人称など、他を編集】

内容は変わっておりません、のちのちしっかり直したいです。

「ご機嫌よう、フィッシャー伯爵。」




さっきの悲鳴を上げたことを軽く流して、リリアは微笑んでいる。

いくら町人の服を着ていてもリリアは貴族だった。


無邪気な笑みではなく、貴族とした男爵令嬢のリリアの笑顔をとても洗練されていて、なんだかとても怖かった。


伯爵はにっこりとそのリリアに微笑んで挨拶を返す。



場所は花屋なのに、二人の背景だけなんだか煌びやかに見える。慌ててきたエリックもこの状況が飲み込めないらしく、ミシェルに並んで困惑顔をしていた。




「なぜ、男爵令嬢がこのような所で働いているのか気になるところだけど、」

「あなた様こそなぜこのような場所に?」

「君の事も色々と面倒くさそうな噂を聞いているけれど、今日の目的は君じゃないんだよね。」




リリアは貴族の顔をなくして困惑した。




「もちろん、君が脱走してどこに行き何をやっているのか男爵夫人も嘆いていられたが、まさかここで働いているとは、」

「お、お母様に言いたりはしないの?」

「私はそんな面倒なことはしないよ。」




伯爵の言葉にほっとしたリリアは、ではなぜ?と言えば、伯爵は笑うだけで何も言わなかった。


エリックとミシェルは勿論話しについて行けないのでおろおろとしていたが、伯爵がミシェルの顔をみて花が咲くような笑みを見せた。その笑顔にくらくらしながらも、手元にある完成した花束を伯爵に渡した。




「この花だけじゃ、地味かもしれませんが……」

「とても素敵だよ、私もこの花が好きだし、」

「そ、そうですか、」



安心して、ミシェルは伯爵に微笑むと伯爵は目を見開いてミシェルを見る。


綺麗なブルーの目はよく摘んであそんだ青い花を思い出していた。懐かしく思い出を思い返して眺めていると、伯爵様は目を反らした。と、後ろからミシェルの肩をひくエリックが伯爵様を見ていた。




「……他はなにかお求めでで?」

「え、エリック?」




エリックの冷めた声にミシェルは慌てて、お客様だよ、とエリックに言うが、ミシェルの言葉を無視しする。伯爵はミシェルの後ろにいるエリックをみて目を細めた。




「君はだれ?」

「ここの従業員ですが、」

「ふーん。」




エリックは伯爵を睨み付けているし、伯爵はエリックを品定めするように見ている。間に挟まれているミシェルはどうしたらいいのかよく分からずリリアに助けを求める……が。無視されてしまった。




「ミシェル、」

「え?」




とても甘い声でミシェルの名前を呼ぶ伯爵につい返事をしてしまい、なぜ名前を?と聞くと秘密、とこちらをみてウインクした。その表情にくらり、とする。肩をエリックに掴まれているので倒れる心配はないが、伯爵の色気がすごい、とミシェルは思った。


伯爵はそんなミシェルをみてにこりと笑う。



「君のわんちゃんの躾はしっかりしないと駄目だよ?」

「へ?」




わけが分からないミシェルは首を傾げるしかなく、伯爵は笑う。



「なっんだと?」



だが、エリックはその言葉の意味を理解したのか、カッとした様子で伯爵につかみかかろうと手を伸ばした。


が、その瞬間にエリックの腕が誰かにつかまれていた。エリックもミシェルも傍観者になっていたリリアも驚いて凍りつく、伯爵だけそれが当たり前のように口角を上げて微笑んでいた。




「……ご無事で?、アレン様。」

「大丈夫だよ、ジャック。」




黒の執事服をきた黒髪に茶色の切れ目をしたジャックと呼ばれた人は左手で掴んだエリックの手と右手にもった銀のナイフを突き付けていた。





求婚まだ……(´・ω・`)

伯爵性格わっるー。

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