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旅人が望んだ場所
突然目が覚めた
真夜中の強い光に
明日だけを見ていたはずなのに
冷たい雪解け水に触れたら
光って流れてどこかに消えた
この水に様に生まれ変われるのだろうか
いつかこの景色を見せてあげるって
約束したはずなのに
指先に虚しさが生まれた
あの向こうに交差点には
食糧は落ちているかな
鉛で出来た靴で歩いた
消えない希望
変わらない夢
これだけは無くさないために
その地図には無い村は
優しさで出来ていた
だから旅人はその村を
天国と名付け
永遠にそこにいる事にした
前に投稿させて頂いた 世界が望んだ旅人 の続編です。