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上弦の月
部屋の中からカーテン開けて日付が変わるの確かめた
今の居場所にも笑われるそんな夢見て目が覚めた
あなたは不安そうに目を閉じる
まだ死んで無いと
戦って逃げて失った物は
役割か仲間か責任感か
今更私は綺麗な物を求める
「昨日の笑顔も昨日の涙も全部幻だったような気がするから朝日が怖いんだ」
そこで初めてあなたの声が聞こえなくなった
胸の痛みがずっと消えないのは「こうしていれば」と思うから
運命も感情もまだ決まっていないのに
あなたは知らない
私が甘えている事を