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プロローグ

京都府長岡京市にある長岡天満宮は、菅原道真公を祀る日本を代表する天満宮のひとつである。


地元の人々からは『天神さん』と呼ばれており、キリシマツツジが咲く毎年4月の中旬から下旬には多くの観光客も訪れる観光スポットだ。



正面大鳥居をくぐると広がる池――八条ヶ池(はちじょうがいけ)


池を跨ぐように石畳のまっすぐな中堤(なかつつみ)が続き、その中堤の両脇にキリシマツツジが咲き乱れる。



キリシマツツジは無数の紅い花を密になって咲かせるため、中堤に足を踏み入れれば、まるで燃え盛る炎の中を歩いているかのような錯覚に陥る。



その時期だけ、紅く姿を変える長岡天満宮の中堤。


嘘か本当か、キリシマツツジが咲き誇る満月の夜、不思議な現象が起きる――という噂がまことしやかに囁かれている。



その噂とは、中堤に別の世界へ通じる扉が現れるとか現れないとか。



――別の世界へ通じる扉。


もし現れるとするのなら、その先にはどんな世界が広がっているのだろうか。

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