表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/42

第29話 彼女と結婚をする決め手となった理由



賢人が母校に就職して、2年目を迎えたある日、有里が住んでる大都会で大きな災害がありました。


その頃大都会では、計画停電が毎日のように実施されており、断水などもしょっちゅうあったため、有里は地元へ帰ってくることにしました。



➖久しぶりに地元で再会した2人➖


賢人:久しぶり、災害に巻き込まれて大変だったね。大丈夫だった?


有里:けんとー、会いたかったよー!

そうそう、災害のせいで、停電もしょっちゅう起きてるから、ここ数日間は非常食で賄ってたし、水不足で断水もちょこちょこ起きてるから、水も常にストックしててさ、偉い目に遭ったよー。


賢人:想像以上に大変そうだね、しばらくここ(地元)にいるといいよ!


有里:そのことなんだけど私、もうここ(地元)に帰ってこようと思って! もう大都会での生活は満喫したし、こんな時、やっぱ1人だと心細いし。それに賢人と一緒にいたいからさ、私たちいっそのこと同棲しない!?


賢人:そんなに寂しかったんだね。確かに俺たち付き合って3年以上経つし、俺もそろそろ実家を離れて生活したいと思ってたから、近々物件でも探しに行く?


有里:うん! 少しでも賢人と一緒にいたいから! 賢人との同棲生活、今から楽しみだよー!!



➖後日不動産屋で➖


聡史:おーっ、賢人。それに有里ちゃんも久しぶりじゃないか!?


賢人:聡史もまさか不動産屋に転職すると思わなかったから、ちょっと意外だったよ!


聡史:何だよ、その意外って!


有里:私も賢人から聡史くん不動産屋に転職したって聞いた時、驚いたよ! けどスーツ似合ってるね!


聡史:えーっ、そうかな?



有里に褒められた聡史は、内心照れていました。実は賢人が教師になった年に、聡史も“仕事とプライベートのメリハリをつけよう”ということから、不動産屋に転職していました。

なので、賢人は聡史に自分たちの条件に合う物件を探してもらおうと、聡史が働いてる不動産屋に訪れていました。



聡史:それで、君たちはどんな物件に住みたいと思ってるの? なんかこだわりや希望とかある?


賢人は有里の希望に応えようと、有里の方に目線を置き、


有里:そうだなぁ、まず3LDKで職場から近くて築浅で…


など、有里は賢人と同棲する上で、叶えたい条件を聡史に伝えました。


聡史:なるほどー


と言いながら、聡史は有里の条件に沿うよう、パソコンで調べ始めました。


そしたら、運が良いことに、有里の条件にピッタリ合う物件がヒットし、聡史は「この物件なら、希望に添えられると思うけど、どう」とパソコンで出てきた物件をコピー印刷し、2人に提案しました。


有里:わぁーっ、パッと見た感じすごくキレイそうだし、私の希望にピッタリ! けど、念の為1度内覧しておきたいかな? ねっ、賢人!


賢人:そうだね、俺も一応内覧しておきたいかな? その方がイメージもつきやすいだろうし。


聡史:もちろんです、僕にお任せください!!


と聡史は自信満々に返答し、早速、社用車で2人が希望してる物件を案内することにしました。



➖希望物件に到着して➖


聡史:着きましたよ!


聡史は賢人と有里を物件の中へ案内しました。


有里:結構いい感じじゃん! 賢人はどう思う?


賢人:そうだね、理想通りの物件だと思うな。

2人で住むにはちょうどいいだろうし。


聡史:では契約しますか?


有里:ここにします!


という感じで、2人が住む物件もあっという間に決まり、不動産屋に戻った2人は、契約書にサインし、2週間後に2人の同棲生活が始まりました。


有里:賢人との生活が楽しみだなぁ!


賢人:これからは毎日一緒にいれるね!


有里:そうだね、私家事頑張るからね!



最初は一緒に生活できることに夢を膨らませてた2人でしたが、同棲を始めたことで、賢人は有里に対して、少しずつ不満が積み重なる日々を過ごすことになっていくのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ