表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ふしぎなガム

 かずくんは、虫歯が痛くてお菓子が食べられません。

 大好きなガムも、がまんがまん。

「ガム食べたいなぁ」

 かずくんは、ため息をつきました。

(おさんぽでもしようっと)

 かずくんが、おさんぽをしていると、めがねのおばあちゃんがやってきました。

 めがねのおばあちゃんは、何かこまっています。

「おばあちゃん、どうしたの?」

「道にまよってこまってるんだよ。この辺にお店があると思うんだけど」

「あっ、そのお店なら、この道をまっすぐ行ったところだよ」

「ありがとう。お礼にこのガムをあげるよ。食べたら、きちんと歯磨きするんだよ」

「えーっ、ありがとう」

 ガムは、白くてふにゃふにゃしています。

「なんだか変わったガムだな〜」

 かずくんは、ちょっとためらったけど、ぱくっと口に入れました。

 あまくておいしいガムです。

 でも、しばらくすると、ガムがしゃべりだしました。

「おやおや、虫歯がいっぱいだね。ぼくが直してあげるよ」

 ふにゃふにゃしながら、虫歯にくっついたかと思うと言いました。

「もう治ったよ」

 かずくんは、ガムを口から吐き出しました。

 白かったガムが真っ黒になっていました。

「あれ〜、歯が痛くなくなった!」

 かずくんは、大喜び。

 それから、かずくんは歯磨きをきちんとするようになりました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] こんなガムが本当にあると良いなあと読み終わった後に思いました。 歯医者さん、苦手です(笑)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ