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正義の味方に必要なのは、勇気だけ?  作者: NTM
プロローグ
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プロローグ

初投稿です よろしくお願いします

おはこんにちばんわ!

俺、冬野 幹矢!と言っても誰も分からないか

ごく普通の高校に通う、頭の良さも、運動神経も普通の冴えない男だからそりゃあね

ついでに言うと友達もいないしね!

悲しくなんか…いや悲しいが漫画やアニメだけが俺の人生だから問題無いね!

そんな俺が主人公の物語だ


早速だが俺の夢は正義の味方だ

恥ずかしいが物語を進めるためには仕方ない

で、この恥ずかしい事を夢にしたのは何か悲しい過去でもあるわけでもなく、ただ単に漫画やアニメを見て、俺もこんな風にかわいい子を助けて感謝されたい…あわよくば好かれたいなんて不純な動機だ

正義の味方を目指すために、体を鍛えようと偶然家にあったダンベルを持ち上げたり、腹筋したりしたが長くは続かなかった

続かなかった理由はすぐ分かった

この日本が平和だからだ!

いや物騒なところもあるよ?でもよくある漫画とかアニメみたいな美少女が悪い奴らに襲われるーなんて状況そうそう無え!今後の人生でも遭遇する気がしねえ!


あるとすれば電車で明らかに痴漢しているオッサンがいたくらいだ

そのオッサンの腕を掴んで辞めさせるくらいの勇気は俺には備わっていたが…すごい睨まれた、幸いにもそこで痴漢は辞めたが俺はその視線で殺されるかと思った、人生ここまでかと思った

この人生16年で遭遇した正義の味方になれそうな場面なんてこれくらいの些細なことだ

これでは鍛えるモチべなんかそうそう湧いてこない


あの時女の人には感謝されなかったなぁ、電車の中だし声出せないのは仕方ないかな、なんて恐ろしかった過去を思い出しながら学校から家に帰りつき、ごろんと寝転がる

「あーあ、平和な日本じゃなくて多少危険でも美少女が沢山いてその上悪い奴らが跋扈してる世界に産まれたかったー」

と、なんとなく故郷の悪口を叩きながら一旦寝ようと目を閉じると


「その願い、聞き届けました」

「・・・え?」

何処からともなく声が聞こえ、目を開けるとそこには…

人知を越えた美しさの少女が立っていた

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