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止まらない気持ち

作者: 萌姫

初なので下手ですが、よろしくお願いします

今日も空を見上げてる…

別に綺麗だからとかじゃないけど

そうしなきゃやってられない


『また空見てんの?』

『そうよ。悪い?』

『なんで毎日空なんか見てんの?ひまじゃねーの?』

『ばかじゃないの?ひまだから空見てるの』

嘘…

あんたが女と話してるのが嫌だからだよ

親しげに名前を呼ばないで

あたしのものなんだから

『元気ねーな』

『いつも通りよ』

『今日飲み会なんだけど、来ますか』

『悪いんだけど』

『だろうな』

『また誘ってくださいな』

『毎回そんなだな、お前』

お前ってよばないでよ

ちゃんと沙々羅って呼んで

あたしの名前呼んでほしい

最近…重症だな

『何見てんだよ』

『自惚れんな』

『可愛くねーな』

『結構ですよ』

どうして可愛くなれないんだよ…あたし

『お前さ…彼氏いたっけ?』

『いないよ』

どうしてそんなこと聞くんだよ…

むなしくなるじゃんか

『彼女と1ヶ月時間おくことにしたんだ』

『…なんで?』

『なんかマンネリ化ってやつ?ちょっと頭冷やそうって』

『意味わかんないカップル』

『だから、その間中彼女になってくんない?』

…どーいうこと?

頭が全く回らない

あたしにどーしろって言うの

『何黙ってんの?』

『1ヶ月の期間限定彼女ってこと?』

『そーいうことっ』

ぱしーーっん

いつの間にか誰もいなくなってた教室に、乾いた音が響く

目の前には大好きな人が片方のほおを真っ赤にして驚いてた

『ばかにしないでよ』


あたしばかだなあ…

あのまま期間限定彼女になっちゃえばよかったんだ

一応告白だよ?

嬉しいじゃない

何度自分に言い聞かせても…ほおを流れる冷たい水が止まってくれない


『おいっ』

『触んないでっ』

ダメなんだ…

あんたに触られたら…心臓がドキドキして

息が吸えなくなる

『触らないからちゃんと俺の目見て』

綺麗な澄んだ目…

なんの迷いもない

にごりのない綺麗な目

そんな目で見られたら…直視できないよ

『不謹慎なこと言ってもいいかな?』

『…何よ』

何にやけてるのよ

ぶさいくで悪かったわね

『泣いてる顔とか超可愛いんだけど』

『あんたね…ばかにしてんの?いい加減にしなさいよっ』

振り上げた手を掴まれた

『同じ手にはかかりません』

『むかつく…』

『ほめ言葉だよな?』

なんで余裕なんだよ…

あたしばっかり心臓ばくばくしてずるいじゃんか

『彼女の話、嘘なんだ』

『…どーいうこと』

『マンネリ化で別れたんじゃない』

『あたしはどーでもいいし』

こんなときくらい可愛くなれよ、自分

『お前、俺のこと好きだよなあ〜?』

その意地悪な顔やばいって

『好きじゃないよ…ばか』

『へー…』

…っ

どこ行くの?

待った…

今の本当じゃないよ…

言葉がでない

どんどん遠ざかっていく背中に…言わなきゃ

『好きだよばかやろー』

『ばかやろーは余計』

『むかつく』

『ほめ言葉だよな』

なんでドキドキしちゃってんだろ

『ドキドキしてるの…あたしだけ』

そんなのずるいじゃんか

『ばかじゃねーの?』

掴まれてた手を胸にあてられる…

『すごいドキドキ…』

『ドキドキしてんのはお前だけじゃねーんだよ』

『…沙々羅だよ』

『だよな、沙々羅』

…幸せとか思っちゃうあたしはとてつもなく単純だ

感想、アドバイスあったらよろしくお願いします

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― 新着の感想 ―
[良い点] 女の子が可愛い [気になる点] セリフがいっぱいで途中誰が言ってるのかわからなくなった。 [一言] 長編も読んでみたいです。
[一言]  沙々羅の複雑な恋心は伝わってきました。 ただ男の子のほうなんですが、もっと様子を描いたほうがいいかな、と思いました。男の子の表情や仕種などを知って、沙々羅の気持ちに近づけるし、それに誰が…
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