貧乏侯爵令嬢です
現実逃避に新たな作品を書きたくなる病にかかっています。
例に漏れず見切り発車です!
私の名前はグリシーヌ・アミュレットと言います。
家は貴族ですが、貧しいです。
侯爵という爵位はあっても、貧しいのです。
屋敷の裏には家庭菜園とは言えない規模の畑があり、庭師と一緒に頑張ってお芋などを育てております。
使用人も最小限の人数、屋敷自体も他の貴族の邸宅と比べたら小さいと思います。
こんな貴族として致命的な我が家ですが、王族との繋がりがあります。
私の曾祖母が先先代の国王様の妹だったらしいのです。
父は更に現国王様と友人。
私は、私の2つ年上の王子様と幼馴染みと言えなくもないです。
年に数回しか顔を見ないので幼馴染みと言うのは烏滸がましいかも知れません。
王子様は私を妹のように思っていると言ってくれたりもするが、王子様の妹になるよりは爵位など返上して庶民になる方が良い気がし……ゲフンゲフン。
失礼しました。
謎の咳がでました。
こんな貧乏侯爵令嬢ですが、幸せに生きて来ました。
そう、あの日までは……
「あの二人のどちらかと結婚しなくてはいけないのであれば、私は修道女になります~~!」
お読みくださりありがとうございます!