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第2話 幼馴染

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入学式が終わり、今俺は自分の教室に向かっている。横にはレノも一緒だ。


もちろん、偶然である。俺はまさか、学院で初めてあった人間と同じクラスだとは思いもよらなかった。

これも何かの運命なのだろうか?



教室の入り口にやっとたどり着く。ドアを開けるとそこは教室の最後尾だった。


教室全体は教卓のある場所を中心として扇型を描いている。階段が後ろから中心に向かって伸び、階段と階段の間に長机が横に一列ダーっと並ぶ。

真ん中の教卓が授業を受ける全ての人間に見えやすいように工夫されている。


合理的な教室だ。それが教室を見た俺の感想だった。


「なんか、小さい劇場みたいだね。」


「あ、ああ。」


やはり、レノと俺の感性は違うらしい。




どうやら、一番最後だったらしい。すでに教卓には担任の先生の姿がある。


教室を見渡すと、そのほかの席にも他の生徒がすでに着席している。


俺たちが遅れたのには、理由がある。

教室の向かう途中レノがどうしてもトイレに行きたい、漏れると言うから渋々付き合ってやってたのだ。初めての場所だったということもありトイレの場所がわからず四苦八苦した。まさか、あんなに歩かなきゃいけなかったとは予想外だったといっておこう。


「空いている席に好きに座わりなさい。」


「わかりました」


先生に促され自分たちの座れる空いている席を探す。


しかし、どこも二人が並んで座れる席はなく、一つずつしか空いていない。


「仕方ない、別れて座ろう。」


「うん、しょうがないね。僕はあっち行くから、ハイン君はあそこの席にしなよ。」


「わかった。じゃあ。」


レノは左の席に、俺は右の空いてる席に向かった。


空いている席に向かう。

近づいてみると、どうやら俺の隣の席は女性だということがわかった。

薄い茶色に近いブロンドの長い髪に軽くウェーブをかけた髪型の小柄な女子。


なんか、この後ろ姿をどこかで見たことがあるような気がする。


「あの、ここ座ってもいいですか?」


「あっ、どうぞ……!?」


「!?」


顔を見た瞬間、俺は昔よく遊んだ少女のことを思い出した。


「もしかして、セシル?」


「ええ。じゃあ、あなたはハイン?」


頷いて肯定を示す。


「「うわあああ、すごい久しぶり!!」」


俺とセシルは、暫く会えていなかった幼馴染との再会を抱擁をわして喜んだ。


「ハイン元気だった?」


「元気、元気。もう最後に会ってから何年ぶりかな?」


「4年ぶりじゃないかしら?」


「うわあ、こんな所でセシルに会えるなんて飛んだ偶然だね! また会えて嬉しいよ! これからよろしくね。」


「ええ、こちらこそ!」


「んっん!!」


教卓の先生に現実に引き戻されて、現状を冷静に分析する。

いきなり、立ち上がって抱き合う少年と少女。これは目立ち過ぎだ。

周りが、ものすごい注目している。なんか周りから生暖かい目線を感じる。

これは恥ずかしいな。自分の顔が赤くなるのを感じる。

目の前のセシルもも同じだ。


ふと視線をセシルから反らすとレノの驚いている顔が見えた。

なんだあの顔は。レノ、俺を変な人間を見る目で見るな。お前の方が立派な変人だろ。


「再会を喜ぶのは実に好ましいが、ちょっと静かにしてもらえると嬉しいな。」


「「すいません」」


先生に言われ、顔を赤くしたまま二人で席に座る。


恥ずかしい思いはしたが、セシルに再会できてとても嬉しく思う。


「最初の授業の前にとても微笑ましい光景が見れて私はとても今機嫌がいいよ。青春だね〜。

さて、自己紹介がまだだったな。私の名はアーノルド・マイルだ。気軽にマイル先生とかと呼んでくれ給え。では、早速だがみんなには自己紹介をしてもらいたい。

一番端の君からやってもらえるかな。」


「はい、マイル先生。僕の名前は……」


そうやって、クラスのみんなの自己紹介が始まった。

まず名前から始まり、自分の出身地や趣味や特技、魔法がすでに習っていて使えるという子は自分の得意な魔法とかを言っていた。

自己紹介に耳を傾けると、どうやらたいていみんな、貴族か商人の子か魔術師や高名な冒険者の息子や娘のようだ。


まあ、多種多様とだけ言っておこう。

そうして、俺の順番になった。


「じゃあ、次の子は。ああ、さっきの少年じゃないか。楽しみだね。では、自己紹介を初めてくれ給え。」


「はい。俺の名前はハイン・レガルド。出身地は王都から北の方にあるレガルド領です。趣味は読書です。得意な魔法は、魔法矢マジックアローです。」


俺がレガルドといった瞬間、周りがざわつき始める。


周りが俺をレガルド家の人間だと認識し、尊敬や憧憬、嫉妬などの様々な視線持って俺を見つめる。


……レノ、お前もか。お前はなぜそのキラキラとした目で俺を見ているんだ。


「おお、君が今年入学するレガルド家の三男か。これは素晴らしい。期待しているよ。」


「……ありがとうございます。」


属性魔法が苦手だってばれたくないな。


「じゃあ、その隣の君! 自己紹介をしてくれ給え。」


自己紹介の順番が俺の隣にいるセシルに移る。


「ええっと、わわ私はセシル・パトリムと申し上げます。しゅ、出身地は王都の北にあるパトリム領です。趣味は裁縫で、得意な魔法は光属性の回復ヒールです!」


「ああ、ありがとう。さすが、光属性のパトリム家のお嬢さんだ。その歳で回復ヒールが使えるとは素晴らしい。」


「あ、ありがとうございます」


「では、次の君。」


隣の子に順番が移りセシルが席につく。


「緊張して、失敗しちゃったぁ。」


「セシル、昔から人前で喋るの苦手だったね。そういえば。ははっ。」


「もう笑わないでよ。」


「ごめんごめん。他の人の自己紹介、聞こうか。」


「そうね。」




自己紹介はどんどん進み、しばらくして全員のが終わった。


「さて、自己紹介が終わったし。これからのことを説明しようじゃないか。」


そう言って先生は後ろにある白板に手を触れると、白板に文字が表示された。


スゲぇ。最新の魔法技術だ。


「では、最初にこの学院の説明を始めよう。

この学院は、知っての通り合計で8年間通ってもらう。その間、学院生は全てこの学校に寮に泊まってもらうことになっている。荷物はすでに、君たちの親が送って寮にあるはずだから安心してくれ給え。

後で説明はするが、今日の最後に割り振られた部屋を確認してもらう。


えっと、それでなんだったかな。そうだ。この学校でが一年に2回大きな試験がある。一つは入学してから半年後。もう一つは一年の終わりにだ。試験は実技試験と筆記試験があり、どちらか一方でも不合格なら落第で、留年か退学だ。不合格者は容赦なく切られるから覚悟しておけ。


まあ、授業の話に移ろう。


君たちには、必須科目と選択科目というのがある。

必須科目は、マナー講義とか、基本魔法学の授業とかだ。それはこのクラスの人間全員がこの教室で受ける。

選択科目は自分の適性魔法の講義とか、冒険者を目指すやつ向けに冒険者講座とかいうやつ。他には、政治学とか薬学とか、いろいろある。

まあ、最初の1ヶ月はお試し期間だ、いろんな授業に出てみるといい。

ちなみに、私の担当は基本魔法学と闇魔法だ。闇属性の適性のあるやつはよろしく頼む。


今はまだいいが、学院は4年を境目として前期と後期に分かれていて、後期に成ると専門分野に入る。いわゆる学部というのができる。

まあ、行きたい学部があるんだったら将来を見据えて授業を選択するとよいぞ。


あとで、選択授業などが載った資料を渡すから寮に入ったらじっくり考えろよ。」



ほう、そんな感じなのか。どれにしよう。



「では、だいたいの概要こ説明も終わったし早速だが君たちには教室の外に出て自分の魔法適性を調べてもらう。

簡単に調べたことのある子もいると思うが、一緒に来てくれ。今から使う装置はそこら辺にあるのとはわけが違う。ここ魔導学院にしか存在しない超凄いのだからやらなかきゃ損だぞ。」


マイル先生はそう言って俺たちを外に連れ出してその超凄い適性魔法を調べる装置のところまで向かった。


俺の魔法適性がどれほどかそれで確かめてやる!

俺だって、魔法矢マジックアローに以外に得意な魔法ぐらいあるからな!!



さて、次回主人公の魔法適性が判明する!!

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