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雑記Ⅱ  作者: 作文太郎
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イラスト。

高校の時分まで学級の誰よりも絵が描けなかったから言うが、絵が描ける楽器が弾ける自動車を運転できるは才能だ。


フォン・ノイマンは知能指数三百だとか言われていて、大きな研究所で仕事していて紛れもない世界的天才が二人がかりで四苦八苦してる問題を通りすがりのノイマンに助けを求めたら部屋の入り口の所でちょっと暗算して解いてみせたとか、コンピュータと暗算で勝負して勝ったとか言うが、自動車の運転は全く駄目だったという。


世界的天才から見て別格の天才でもそうだったらどうしようもないだろう。


才能が如実に出る最も分かりやすい部分は「描写の描き込み密度がどこまでに達するか」だ。線画イラストをやり始めて能力が向上し二三年目の時点であからさまになって来る。


この方面に関しては一度頭打ちになるとそれ以上にはほぼならない。


努力の寡多のせいではない。


知能指数みたいなものだ、何か生まれ付きのものが程度を決める、これの限界範囲を把握したらその範囲内でやっていかなければならない。


分母が大きいから無数に居るように、「誰にでもできる」ように見えるが、大半の人間はネットに無数に貼り付けられている類のアニメ絵イラストを自分で描けるようにはならない。


努力しても、生まれ付き成れないものは生まれ付き無理であって、あくまで生まれ付きの才能が無ければ成れないのだ、野球選手やアイドルと同じだ。


『ドラゴン桜』の「バカやブスこそ東大に行け」というセリフの空々しさは理解出来るだろう、バカは東大には行けない。そして、東大生に成るには生来的な知能指数や親の財産が決定的に必要である。


ああいう事を信じるなら現実がふざけ切った『満点ジャック』である必要があるが、あなたはそんな現実に生きているだろうか?少なくともこちらはそうでは無い。


「誰でも努力すれば」というのは、生まれ付き能力ガチャに恵まれなかったがために現実的な判断能力にも恵まれない者の思考力の弱さや騙されやすさ、忍耐力の無さから希望的観測にすぐ縋り付く心理的な弱みをくすぐる宣伝文句である。


ナチの宣伝の心得「矛盾しているからこそ大衆にはウケる」という手を地で行く。


聞こえのいい、恵まれない人間にさも人生を起死回生させてくれる何かがあるかのように言う理屈に対しては、それを言っている者が何を売り付けようとしているのかよく観察する必要があるのだ。


大抵、「本」である。


我々は賢い人々がバカ用に用意してくれたバカ価格のバカな夢を買って裸の王様をやっている余裕は無い。


明日食べるものをどう安く買うかを考えているのだ、そんなものは放っておけ。


才能がない者がネットで広く発信した所でそんなものは商売には一切ならない。暇潰し、それが全てである。


「塵も積もれば山となる」が「塵も積もればカネとなる」だと思っている間抜けがたまに居るが、どれだけ積もろうが塵は塵だ。


出版詐欺でも唆す輩が声を掛けてきたらまず「契約書を書け」と言ってみよう、そして、弁護士立ち会いのもとで話を進める。


生活時間であれ単に作品であれ、こちらが何かを出資しなければならないなら、声を掛けて来た者がその程度の責任を持つのは当然。上から目線でそれを拒否して見せるような輩に相手にする価値なし、しつこければマンホールにでも放り込んで上に車を停めてしまえ。社会から消せ。


ネットの匿名の会話など証拠の残らない手口で安っぽく声を掛けてくる輩も同じ。


まず、「お前は何だ?」と確認しよう。


言い逃れ出来る余地の無い状況で責任を負うつもりがあるのかを見極めよう。


こちらの射幸心を煽るくだらん商売人、メディア低俗思想家の甘言を徹底的に撥ねつけよう。

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