人生で大切な事のお砂場じゃ学べない部分。
思春期以降、一時的に考え深くなった後、大抵性欲やこ汚い社会的過当競争の煽りに引きずられてお砂場の幼児に戻ってしまうことで大人が身につけ損ねる大事な知恵について。
思春期に自我が目覚めるまでは良いが、性欲や闘争心が精神的には一度「教育されてない聞かん坊」に引きずり戻す、ここからの再成熟が要ることを現代の教育は理解してない。
こういう事についてを書いてあるものはほぼ確実に古すぎて「抹香臭い」のでカタカナ語好きには見向きもされないが、丁度いいのがある。
『インテグラル理論を体感する』というのの239ページから後、三章以降を読んでみて、その後最初から読むと「冷静な議論とは何か」という事の捉え直しが出来るだろう、だが本来は中学生が細かな観察眼で既に解っているような事をちゃんとしたやり方で書いてある内容だ。
この本の著者についてを知らない人間が最初から読む事は勧めない、多分「わけの分からない、トム・クルーズがハマってるような新興宗教の教本みたいなもの」と受け止めて5ページ目をめくらずにゴミ箱に放り込む。
こういう本に書いてある、人間関係についての本当に客観的な見方は人生において大事だが砂場では決して学べない砂場には大人は居ないから。
成長段階が進まないと心の中に生まれない理解力というものがある、思春期の最初のそれは今のところまともな教育を施されずに娯楽やなんかの商売によって弄ばれている。




