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黒い黒い世界の片隅で  作者: ラビルナ
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片目の少女たち 1話目

降りてきた気がする(深夜テンション)

 私は目の前にあるものを見ていられなかった。喉の奥がきつく締まる。息が苦しくなる。けれど目が離せない。醜い、とても醜い異形の怪物が近づいてくる。数刻前まで人だった怪物が近づいてくる。長いツタのような腕は脈動しながら肥大化し、腕の先の黒緑色の体は小さく、異常に大きい1つの目の中には大量の目がひしめき合い、折り畳まれた脚は何かが折れる音を繰り返している。

 無理だった。逃げるなんて無理だった。森の中でどこにいるのかも分からないのに。こんなことになるんだったら、親の言う事なんて従わずにもっと自由に生きるべきだった、あの罪人の少女のように。突然、お腹の辺りが熱くなった。怪物の腕が刺さっている。痛い。………イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ






 自分の絶命までの瞬間がとても長く感じる。

 お母様やお父様、お兄様たちと会いたい。話したい。

 何よりも彼女に会いたい。今もどこかにいるはずの彼女に。あの明るい笑顔と強い瞳を持った少女。会いたい。








 会いたい
















 あいたい


























   アいたい       ピキ








………ドサ

「狩りでも戦闘でも止めを刺した瞬間が一番油断するもんだ。経験の浅いものであれば尚更のこと。忌まわしきラレント人が」

割とありがちな展開になった気がする

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