僕と俺と結月ちゃん
遅くなりました!
お父さんが亡くなってからさらに月日は経ち、中学3年の一学期終業式、僕は高校受験という苦悩の前に煩悩が立ちはだかっていた。
(いけ雅人、今やらないでどうする!)
(む、無理だって。)
その煩悩とは、3年間奇跡的に一緒だった椎名 結月ちゃんが今、僕の目の前にいる。しかも2人っきりの教室だ。
そもそもなんでこんなことになっているかというと、卒業アルバムに使う写真を選ぶ役目を男女1人ずつ欲しいとなった時、女子からは結月ちゃんが手を挙げたのだが、男子からは一人も出なかったのだ。
そんな時に担任の先生が僕が断れないことを知っておきながら頼んできたのだ。最初は先生に文句を言っていたマサトだが、結月ちゃんだと知った途端この調子だ。
しかも結月ちゃんの友達は夏期講習とかでみんないない。正真正銘の二人きりだ、実際僕もこころが跳ね上がっている。
まぁ修学旅行の写真しかないのになぜもう選んでいるのかは謎だが。
「なかなかいいのないね。」
「そそそそそうだね」
突然の問いかけに「そ」を連発してしまう。
「どうしたの?そんなに緊張して」
結月ちゃんは僕に笑ってみせる。その笑顔が僕の心の臓を打ち砕く。
(もしかして。こんな笑顔、男子の前ではお前にしか見せたことないんじゃないか?)とマサトが言う。
(ばかお前・・・・そんなことないよ?)
やばい心の声なのに笑ってるが分かる。
「雅人君と私って3年間一緒のクラスだったけど話したことほぼないよね。」
結月ちゃんは写真を眺めながらそう言う。
「う、うん。椎名さん人気者だし・・・・」
「私が?全然そんなことないよ。私前に出て何かするとかできないし。お、この写真いい感じじゃ〜ん」
結月ちゃんは僕が班の人と歩いている写真をチラつかせる。これはもしや、求愛行動!?
「恥ずかしいからやめてよ」
僕は結月ちゃんから写真を取り返そうとする。
「え〜いいじゃ〜ん」
(いけ雅人!誤って手に触れちゃった定でいい感じの雰囲気を作れ!)
(でででできねぇよそんなこと!)
そんな感じで俺と結月ちゃんは写真選びをし、あと1枚選べば終わりのところまでやってきた。
まずい、このままじゃ何も成果を出さないで幸せな時間が終わってしまう。
(告るしかない!いけ雅人!お前ならできる!)
さっきからマサトは告白しろとしか言わないし。
本当にやってしまおうか?
そう思うとさっきまで緩みきっていた口が一気に硬くなる。いままで結月ちゃんに告白してきた英雄達はこんな感じだったのだろうか?
学年トップの可愛さを誇り、彼氏がいるかいないかも定かではないこんなエベレスト級の相手にアマチュアクライマーこと僕は登頂を目指すんだ!
いくぞ・・・・
行くぞ・・・・言ってやる!
口を数センチ開けたところで声が全くでない。人はここまで緊張するものなのか。
「お、最後の写真これでいいんじゃないかな!?」
結月ちゃんは僕と顔を合わせる。必然的に口をすこしだけ開けた間抜けな顔を結月ちゃんに見られてしまう
「あー・・・・ねぇ雅人君」
結月ちゃんは僕の顔を見た後少し間を開けて、困った顔で僕に話しかける。
「え?あ、えっと何?」
突然の問いかけに僕はきょどってしまう。
「いよいよ受験シーズンって感じだよねー」
「そ、そうだね」
唐突な受験の話で僕は困惑してしまう。もしかしてこれも一種の求愛行動!?
「中学最後の夏休みなのに受験勉強ばっかでほんと遊ぶ暇なんかないよね」
「う、うん」
「ましてや恋愛なんてしてたら勉強がおろそかになって行きたい学校にいけなくなっちゃうかもしれないし」
その発言で僕の心に不安がよぎる。なんだ、この胸騒ぎは?いったい彼女は何を言おうとしているんだ。
「だから今年は恋したくてもできないよねー」
僕はそのことについて同調できなかった。なぜならたった今僕は彼女が言ってることと反対のことをしようとしていたからだ。
「あ、写真全部選び終わったから先生に渡しにいくね!雅人君はもう帰ってていいよ!」
そういって結月ちゃんは選んだ写真を手に取って教室を後にする。
「あ、まっ。椎名さ・・・・!行っちゃった。」
全て嘘だったような沈黙。僕は耐えきれずマサトに話しかける。
(なぁマサト・・・・これって)
(あぁ、これは完全に・・・・)
(察せられたな)
僕とマサトの結論が一致したところで僕は素早く帰る支度をし、教室の電気を消して教室を出る。
炎天下の中、僕の目から汗とは別な汁が出てくる。
(ま、まぁ元気出せよ。高校からはちゃんと恋愛できるって、な?)
なんで僕は自分自身に励まされているんだ。
皆さんご存じかしらないんですけど僕は高校3年生で受験生です。ですので友達にスマホを二時間しか使えない上に22時から7時まで使えなくなるようにしてもらいました。12時に投稿したいのですがしばらくはできません(まぁパソコンがあるんですけど。)ここらはスマホが制限されてつらかったことを言いたいと思います。
1、何か調べ物したいときにできない。
あれ?この言葉はどういう意味だっけってなることありますよね?普通はスマホで調べてちょちょいのちょいなんですがそれができません(まぁパソコンがあるんですが)
2、音楽が聴けない。
ふと音楽が聴きたくなるときありますよね?でもできません。(まぁパソコンがあるんですが)
あれ、ほかに困ったことないや。もしかしたらスマホは生活に不可欠と思い込んでいたのかもしれない...




