僕と羽瀬君と将来
は!間隔空きすぎた!
「雅人君!久しぶり!」
「ほ、ほんとに羽瀬君なの?」
「ほんとだよ、小学生の頃はよく遊んでたじゃないか。」
「だ、だって2ヶ月見ない間にこんなに変わるなて・・・」
「そんなに変わったかなぁ」
本人は気づいてないが羽瀬君は誰がどう見ても180度変わっている。
ついこの前までは子供っぽい服で短髪のどこにでもいる普通の子供だったのに、今では綺麗に切り揃えられたキノコ頭に服はコーンのニット、明らかに雰囲気が変わっている。
(ほぇーキノコ頭なかなかだせぇなぁ!)
マサトは遠慮なく僕の頭の中で呟く。
「学校来ないで今まで何してたの!?」
「何って・・・勉強だけど」
「1人でしてたの?」
「うん、そうだよ」
羽瀬君は平然と言う。
「な、なんで学校来なくなったのさ」
「んー、なんだか行く意味無いかなって思っちゃって」
羽瀬君はまたしても平然と言う。
「行く意味がない?ってことはいじめられてるってことは?」
「え?ないけど?」
「家庭の事情とかは?」
「全然そんなのでもないよ。あ、でもこの前父さんが酔った勢いで俺は昔プロのギタリストだったんだって豪語してたよ」
それは事情ではなく自称だ。というが全然関係ない!
「じゃ、じゃあほんとにただ単に学校に行く意味がわからなくなったから来ないの?」
「そうだね。母さんも父さんも納得してくれてるし、今は自分が将来やりたいことの模索をしてるんだ。」
「で、でも義務教育はちゃんと・・・・」
そう僕が言いかけた瞬間、羽瀬君の目つきが少し変わる。
「その義務教育9年間ってのが僕はいらないって思うんだ。」
羽瀬君はそのまま自分の持論を展開する。
「小学校で本当に学ばなければいけないものって社会とか理科とかじゃなくて、ある程度の計算法と、社会に出た時のマナーだけで十分なんだと思う。」
「だから僕は中学に入って初めての授業から段々今やってる授業に必要性があるのかわからなくなってきたんだ。それで僕は最初に・・・・」
羽瀬君が気持ちよく話している時、マサトが僕に警告をだす。
(雅人、早くこいつから離れた方がいいぜ。)
(え、なんで)
(このままこいつの持論を聞いてればそのままお前は共感し始めちまう。)
(そうなってもマサトが止めてくれるだろ?)
(本当に何度言ったら分かるんだ。俺はお前の本当の気持ちをお前の脳みその中だけで代弁してるだけなんだ。お前がこいつの言ってることに本当に共感しだしたら俺の意見は変わっちまうんだよ!)
(で、でも羽瀬君話してる途中だし・・・・)
(加奈を保育園から迎えに行かなきゃならねぇだろ!)
あ!すっかり忘れてた!
「ちょ、ちょっとごめん!」
「ん、なに?」
気持ちよく話していたのに急に止められて羽瀬君は少し機嫌を悪くする。
「妹の加奈を迎えに行かなくちゃいけないんだ。」
「ああ、そうなんだ。じゃあまた今度話す機会があったら話そうね。」
「近いしいつでも話せるよ。じゃあね!」
僕は足早に羽瀬家を後にする。
(あいつ厨二病だったな!)
聞いててそんな感じはしなかったけど、なぜがマサトが言った瞬間、心の片隅でしっくりきた感じがした。
皆さんは義務教育9年間は必要だと思いますか?僕はもっと必要だと思います。なぜなら学ぶことは減ることは少ないけど増えることは多々あるからです。最近だとネットの使い方が僕も含めて正しく使えてる人は少ないのではないでしょうか。今は幼い子供でもネットに触れる時代に対して学校側は対策をあまりとっていないような感じがします。僕はもうすぐ18になる高校生なのですが、覚えてる限りだとネットリテラシーに対する授業は中高合わせて10回もしてないくらいだと思います。なぜ9年間も強制的な教育を受けるのにこのような社会に出る前から大切なことがしっかりと取り組めていないのでしょうか。まぁ単純に時間が少ないからだと思うんで義務教育をプラス3年してネットに対してもっと深く学ぶべきなんじゃないかなーと思いまーす。(適当)
羽瀬君が少年革命家にならないことを祈るばかりです・・・・




