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学校開始 自己紹介とクラス名簿

 森のトイレ事情は解決した。スライムさまさまである。お尻をふく紙事情はそのままだが・・・。


 程なくして学校施設が完成した。前世のような大きな建物ではなく、独立した建物になった。教室では、机とイスが30綺麗に並んでいる。どれも同じ規格でドワーフ達の技術の高さの表れである。だが、いまさらなのだが、そこが失敗した。きちんと孤児たちと向かいあえてなかった。どういうことかというと、年齢があまりにバラバラ過ぎて小さい子が座った場合、まともに座れない(-_-メ)。クライアントの事をきちんと見れていなかったということだ・・・まあ 本当にいまさらだよね、てへ。


 セーラに改めて聞くと9歳が3人、8歳が4人、7歳が3人、6歳が3人、5歳が6人、4歳が4人、3さいが2人だった。3~4歳は、机では無くゴザでもひいて授業を受けてもらおう。座れるなら座れるで構わないが。。。筆記用具、黒板なども用意した。前世でなれなかった学校の先生になるってことで、ことさらはりきってしまった感はある。まあ、相手は年齢的に保育園児か幼稚園児が大半なので、若干不安があるのだが・・・まあいい、とりあえず開校だ。


 孤児+セーラさん+俺の家族を一つの教室に集める。何故かライムントもいた。呼んだ覚えはないが。。。


「ライムント、なぜここにいるんだ?」


「セーラさんの助けになりたくて」


「ライムント?」


「セーラさんの助けになりたくて」


「ラ・・・」


「セー・・・」


「わかった、わかった。いていいよ。」


 ライムントがセーラにねえ・・・何があったのかはよくわからんが。。。まあがんばりたまえ。


「よーし今日からここで勉強する。皆で勉強するこの建物を教室っていうんだ。それと、建物全部を含めて勉強することころ全体を学校って呼ぶ。さて、勉強を始める前に一人づつ自己紹介をしてもらうよ。名前、もしこれからなりたい職業があったらそれと、得意な事や意気込みでも何でもいいぞ~年上から順番に言っていこうか。」


「9歳のエリスです。なりたい職業は魔術師。得意な事は、闇魔法です。先生を助けていきたいです。」


 うるっときた。エリス・・・いい子に育っているなあ。パパ、いやお兄さんは嬉しいよ。。。


 ついでにエリスのスキルも確認しようと教壇で『本』を開いたのだが、新たなページができていた。【クラス名簿】と書かれていた。!?なんとまあ!?この『本』の万能っぷりときたら。


人族 魔法才能:闇魔法(上級)魔法スキル『闇生活魔法 5』『闇の玉 2』『闇霧 2』『安眠 5』『暗闇 5』パッシブスキル:『弓 1』『裁縫 5』『計算 5』『農業 5』『畜産 5』『調理 6』『解体 6』


 スキルの成長も著しいなあ。同じ年齢なら俺より上かもしれんな。習熟度アップが効いてそうだ。


「俺はロッジ、9歳。冒険者になりたい。冒険者の手伝いをやってた。剣も冒険者がたまに教えてくれた。」


人族男 魔法才能:無 パッシブスキル:『剣 1』


「9歳アンジュ、私は商店のお手伝いをたまにしていたの。字も読めるしどこかのお店で働きたい。」


人族女 魔法才能:無 パッシブスキル:『接客 1』


「ワタシはミアにゃ。親が冒険者やってたにゃ。私もにゃりたいにゃ。」


 猫人族ハーフ 魔法才能:無 パッシブスキル:『格闘 1』


 こんな感じで全員の紹介を聞いて『本』の【クラス名簿】は埋まっていった。そして猫人族の子は見事に語尾が「にゃ」だった。「それっぽいでしょ?」って言ってた。よくわかってらっしゃった。ほかの子達も簡潔に記しておく。


8歳 男 ロイ パッシブスキル:『短剣 2』『槍 5』『計算 5』『農業 5』『畜産 5』『調理 3』『解体 5』


8歳 女 ドワーフハーフ 名前:フリーダ 『鍛冶魔法 1』 声が出ない・しゃべれない。鍛冶に興味あり


8歳 女 人族 名前:ブリジット 服職人になりたい。『裁縫 1』セーラに習った。


8歳 女 人族 名前:ライラ 服職人になりたい。『裁縫 1』セーラに習った。


8歳 女 ダークエルフ 名前:ソイレ 才能:『風魔法中級』


7歳 女 コニー 『裁縫 5』『計算 5』『農業 5』『畜産 5』『調理 5』『解体 5』


7歳 男 熊人族 名前 イーゴリ 見た目クマ 鍛冶師希望


7歳 男 人族 名前 ダミアン 冒険者になりたい


7歳 女 猫人族ハーフ メア 『格闘 1』ミアの妹


6歳 男 人族 名前:ドニ 才能:『土魔法初級』


6歳 女 人族 名前:アーヴェ 歌うのが好き


6歳 女 人族 名前:ミケーラ 才能:『火生活魔法』


5歳 男 ケビン 『計算 4』『農業 4』『畜産 4』『調理 4』『解体 4』


5歳 女 マリー 『計算 4』『農業 4』『畜産 4』『調理 4』『解体 4』


5歳 男 人族 名前:ナタン


5歳 男 人族 名前:ジル


5歳 女 ダークエルフ 名前:アウロラ 才能:『風魔法中級』


5歳 女 人族 名前:ピッコロ 才能:『土生活魔法』


5歳 女 人族 名前:アリシア


5歳 女 人族 名前:ピア


4歳 男 人族 名前:パスカル


4歳 女 人族 名前:ソコロ 才能:『水生活魔法』


4歳 女 人族 名前:カーシェ


4歳 女 吸血鬼ハーフ 名前:エレオノーラ 虚弱 太陽が苦手


3歳 男 人族 名前:ロラン


3歳 女 人族 名前:サリタ


 覚えられない。うん、、、徐々に覚えればいいよね。ほとんどの子はスキルが発動していなかったし、やりたいことと言ってもよくわからないといった具合だった。小さい子も多いし仕方ないことだと思う。


 孤児たちには、獣人族がいたり、ダークエルフがいたりと多種多様な人種模様だった。一番びっくりしたのは、4歳のエレオノーラ 吸血鬼ハーフ。セーラにしれっと聞くと、体が弱くて困っていたと言っていた。吸血鬼ハーフだったのは知らなかったようだ。こちらでの吸血鬼の扱いがどうなってるのかよく分からないので今度町で調べておくことにする。


 やりたいことが決まっている者、決まってない者、魔法が使える者、後で個々に伸ばす事もあるだろうが、大半が字を読めないのでまずはそこからである。すでに字の読める子たちは、読めない子のフォローに回ってもらう。授業を始めて思ったのだが、俺の言うことよりエリスの言うことの方がよく聞いていた。エリス隊長・・・そして俺の教師力・・・


 今までは、午前中俺は伐採等、家族は野菜の世話や動物の世話。午後から勉強に当てていたのだが、人数が増えたので子ども達の作業は速攻で終わってしまう。マーダーシープが食いつくした(使命を果たした)畑の世話を始めたらその限りではないだろうが。なので、しばらくは午前から授業である。給食は自分達で作ってもらう。時間割も考えた。午前文字の勉強(いわゆる国語)、午後2時間数字の勉強(算数)、1時間運動(体育・リハビリを兼ねて)、1時間その他(薬草を覚えたり、野菜の育て方とか、獣や魔物の勉強、工作、社会常識など)。うんうん学校ぽい。1週間に2日休みにし、そのうち1日は俺は出稼ぎだ。


 特に疲れてはいないのだが、休憩時間に職員室で一休みする。


「今、俺 教師っぽい。へへへ。」


 前世の親の為(もちろん精神論)にジョブ教師を取得した俺だったが、思った以上に教師に対する心残りがあったのだと節に思った。接客業も結構好きだったんだけどなあ。。。結局人と接する仕事が好きだったんだろうか。プライベートは完全なヒッキーだったのにな(笑)。などど思いにふせっているとライムントが職員室を訪ねてきた。


「どうした、ライムント。」


「アル先生、、、僕も学校で働かせてください!!給金はいりませんので、学校?の備品治したり、機材作ったり、掃除したり何でもしますので!!」


 必死だなおい。いやまあ、助かるんだが。それでどうやって生活するんだ?


「セーラか?」


「んぐ!?」


「前も思ったけど、セーラと接点あったっけ?」


「えーと、セーラさん目が見えなくてもできる服の仕事を考えてるらしく、糸を紡ぐ機械の相談を受けたんですよね。その対応してる間に、けなげな彼女の事をその あの・・・」


 青春ですね。。。でも紡ぐ糸はどうしたんでしょうかね。


「そうか、手伝ってくれるのは嬉しいよ。理由はどうあれ。ライムントのような学校でのポジションを用務員っていうんだ。今日からライムントは用務員な。」


「ありがとうございます。じゃあ、授業にまざります!!」


「いや、用務員は授業にまざらないけど。。。」


「え?」


 絶望的な表情で俺を見てくるライムント。


「授業のいくつかをライムントにも講師として手伝ってもらうから、それであきらめろ。」


「はい・・・」


 しゅんとしてライムントが職員室からでていった。しばらくして気付いたのだがマーダーシープの毛は刈られていた。


ちなみに今の俺


ジョブ:教師 レベル15→20 固有スキル『習熟度アップ 小』『習熟度アップ 中』new


神:知恵の神メディウス 魔法才能:水魔法(初級)才能:本の加護


パッシブスキル:『接客 25』『計算 20』『教育 11→12』『指揮統率 10』『調理 4』『短剣 3→4』『投擲 6→7』『弓 4』『斧 7→12』『解体 5→6』『採取 4』『農業 4』『畜産 4』『修理 1→2』『調合 2』『道具加工 1→2』『水生活魔法 30』『土木作業 5→7』『警戒 4→6』『乗馬 4→5』『水魔法(初級) 8→20』『穴掘り 2→10』『骨密度増加 1』new 『治癒速度増 3』new 『超音波 1』new


アクティブスキル:『観察 3→5』『遠吠え 1『超音波 1』new


魔法:『創水 30』 『癒しの水 2→5』『水球 5→20』『水操作 5→15』『氷作成 3→7』


技:『チャージ 1→3』『蜂刺 1』 『トマホーク 1→3』new 『スマッシュ 3→8』new 『ぶんまわし 1』new 『プルプルボディ 1』


使役:『グレイウルフ 1→5』★

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