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トリックスター(プロメテウスの火)  作者: ランプライト
第八章「アバドーン・フロム・ザ・シテ」
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064 ミリアム・マリア・ヴァリ「プロメテウスの火 その1」

葛葉:「何だ、…今のは?」


そして、尚も突っ込んで来るリチャードのD-Bodyを、ピンク色のレーザービームが、照射する! 


しかも一つではない、上空数カ所から、いや数十カ所から、同時にピンク色のレーザービームが、D-Bodyを一斉照射!


よく見ると、レーザービームは、空中の数カ所で、まるでプリズムに当たった様に屈折、屈曲、自由自在に光線軌道を変化させて、あらゆる障害物を避けて、…標的であるD-Bodyに到達している!


しかも、高速で距離を詰めて来るD-Bodyにロックオンしたまま、狙いを放さない!


ミリアム:「良い事、毅! コレは明らかに「貸し」だからね!」


そして次の瞬間!


一斉に、ビームの軌跡を辿って、数十個の「何か」が、超音速で、…D-Bodyを貫いた!



一瞬で、破砕する、D-Body戦車!

粉々になった金属の欠片が、宙に舞い上がる!


それから、その後、…衝撃波を伴った轟音が、…辺り一面を、薙ぎ払う!!


轟音ソニック・ブーム:「「「……!!!… …!!!……」」」


オイルと、人間の体液の混じり合ったペーストが、…降り注ぎ!


リチャードだった物は、グズグズに引き裂かれた肉片と化して、アスファルトに、…染みを作る。





振り向いて見た、ミリアムの後方に、見た事も無い「何か」が、浮いていた。

まるでその鋭角なデザインは、アニメのヒーローが操る、宇宙船?…ロボット?


その、ロボットの肩から背中にかけてを覆う外骨格の様な可動装甲から、無数のピンク色のレーザービームが全天に向けて、…照射されていた。



毅:「これが、ミリアムの「聖霊」なのか?」


ミリアム:「どうよ、人呼んで「ホーミング・レールガン」! 格好いいっしょ?…命を救ってあげたんだから、私にいーっぱい感謝しなさい!」


そして、空中高く舞い上がったD-Bodyの破片が、雹の如くに、…降り注ぐ!

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