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トリックスター(プロメテウスの火)  作者: ランプライト
第八章「アバドーン・フロム・ザ・シテ」
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063 葛葉毅「聖霊 vs 人類 その7」

葛葉はリチャードのD-Bodyに向けて、もう一発20mm炸裂弾を発射! 続けざま更にもう一発連射! 今度は着弾一瞬前のタイミングで、炸裂弾を爆発させた!


コレでリチャードの頭部は、ミンチになった筈だが!

尚も、スプラッタ・ゾンビの操縦するD-Bodyは葛葉を追撃!…ミニガンの滅多撃ち!


葛葉はバイクの後輪ブレーキと、バッテリパックを、破壊されて!…


葛葉:「くそっ、」


エンジンは未だ無事だが、微妙な車体バランスを取って自動で転倒防止する機構がダウン、…葛葉は銃撃を諦めて、一旦、不死身のバタリオンから距離を取る!


オー・フラール通りからコルス通りを抜けてサント・シャペルへ、セーヌ川沿いのモンテペロ通りを走っていた、イボンヌ達とパレ通りで合流する。


イボンヌ:「あんなのを街へは行かせられないわ。シテ島でケリを付けるわよ!」


葛葉:「どうするんだ?」


イボンヌ:「D-Bodyの強制停止キーを本部から送って、リモートで行動不能にする! …管制室、聞いてる?」


通信機は常時ONの筈で、会話は全て本部の管制室に送られている筈だが、応答が無い。 …何か様子が変だ?


イボンヌ:「管制室、応答しなさい!」

葛葉:「奴め、追って来たぞ!」


6.7Lのディーゼルエンジンが唸りを上げて、6WDの白い一人乗り戦車が、葛葉達目掛けて突っ込んで来る!


葛葉はバイクを横滑りに急停止させて、…肩にかけたライフルを構え、…暴走するD-Bodyに向けて、グレネード・ランチャー残弾、打ち尽くす!


炸裂弾の爆片を浴び続けながら、尚も動きを止めないリチャードのD-Body!


D-Bodyの操縦席から、黒煙の様に沸き上がる、飛蝗の大群!


そして、D-Bodyから発射される、…再度のERYXミサイル!


葛葉:「ちっ!…未だ、持ってやがったのか!」


バイクに跨がって両手で銃を操作する葛葉に、…

ミサイルを避ける余裕は無かった!


ミサイルが葛葉のバイクに着弾する、その一瞬前、…



「何か」が、ミサイルを弾き飛ばした!



ERXYミサイルは、まるで棒っ切れの様にクルクルと回転しながらセーヌ川に落ちて、…爆発する!

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