038藤沢明里「セッキョー・イン・ザ・ルーブル その2」
違う、…そうだ、…やっぱり、…有り得ない、…
藤沢:「何 言うてるんですか? こんな女の子、実在する訳無いですやん。 大体何歳なんです? 百歩譲って実在したとしても、どう見ても小学生ですよね。 やっぱり、…二次元、、」
星田:「実在するんだって! 本当に、瑞穂に聞いてみてもいいよ。」
藤沢:「よお分かりました、要するに「俺の嫁」的な空想世界の奥さんなんですね。」
星田:「いや、君、最初から僕の話聞く気ないよね。」
藤沢:「嘘ですね絶対、もしこんな可愛い女の子が奥さんやったら、浮気なんかする訳ないでしょう?」
星田:「浮気は、してないよ。」
藤沢:「じゃあ、なんなんです?」
こんな可愛い奥さんが居て、あんな超美人に惚れられていて、それでも尚且つ女子高生に手を出そうって言うのなら、男なんて、やっぱり瞬間的な性欲に支配されるだけの行き当たりばったりな寂しがり屋で、全くもって信用に足る生き物では、…無い。
星田:「なんていうのか、子猫は可愛いじゃない。」
藤沢:「可愛いですね。」
星田:「遊園地のキャラクターも可愛いじゃない。」
藤沢:「まあ、世間一般的には、そうですね。」
星田:「それと同じかな、可愛いものは可愛い。…的な。だからと言って、恋愛とかそう言うんじゃない。 可愛い子とは友達になりたいな~、的な、それだけ、」
やっぱり、…唯のエロおやじだ~
藤沢:「それで、もし、その女子高生が、星田さんと、…その、…エッチな事しても良いよって、言ってきたら、…どうするんです?」
星田:「それは、…有り得ないだろ~、」
藤沢:「そやから、「もしも」、…です。」
星田:「…え、…えっと?」
やっぱり、…こいつ、唯のエロおやじだ~~~
私は、米神の血管を沸騰させて、軽く溜息を一つ、続いて大きく、深呼吸する。
それから、…
藤沢:「星田さん、取り敢えず、そこに、正座しましょうか。」




