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トリックスター(プロメテウスの火)  作者: ランプライト
第XIV章「セトルメント」
135/135

135 葛葉 毅:「エピローグ」

少佐の放った銃弾が、葛葉の右肺を貫通した!


後ろに三条茜が居る限り、仮令そんな事が出来たとしても、避けられる訳が無い!


激痛を意に介している余裕など無い、

ただ只管ひたすらに、護りたい、コノ子を、…世界を!



葛葉:「「「…ミリアム!…」」」


それが、実際の声なのか、思念なのかは分らない、…が、



次の瞬間、



プロメテウスのホーミングレールガンが、テントごと、少佐を、…吹き飛ばす!


胴体から真っ二つに割れて、吹き飛ぶ少佐!



遅ればせながら体勢を立て直した喜多見は、その背後に魔法陣を出現するが、…


そんな能力の発現の兆候など一切おかまい無しに、…


プロメテウスの頭部冷凍ビームが、一瞬で喜多見を絶対零度に縛り付ける!



ミリアム:「毅!」


葛葉:「ミリアム!…全ての敵を焼き払え!」


プロメテウスのランディングギア周りのスカートから、噴き出し! 一斉に舞い上がった数兆の火の粉が、…周囲3kmに存在する全ての敵を、脅威を次々に昇華・浄化させて行く!



プロメテウスのキャノピーが開いて、飛び出して来るミリアム!


ミリアム:「毅の呼ぶ声が聞こえたの、そしたら、何時の間にか私、此処に居たの!…」


葛葉は、勢い余って葛葉の胸に飛び込んで来る小さな少女の身体を、しっかりと、受け止める。



未だに、腕のルミノックスは点滅を続けている、残り時間は2分20秒!


葛葉:「ミリアム、脅威が何処に有るか、分るか?」


プロメテウスのキャノピーに、銀河系の地図が、展開する!


無数に点滅する、敵影! その数、数億!



ミリアム:「先ずは、太陽の裏っ側、コイツが一番危険ミタイ!」


衛星写真に映っていた、円盤状の建造物、「外津神」の前線基地! キャノピーに映し出される「ヨグ=ソトース」の文字、計算終了迄の残り時間は、…後1分40秒! 


そして其処から地球まで延々と続く、数百万の敵影!


元々、冷凍カプセル作戦がアリアを迎撃・抹殺するのが目的だとすれば、この陣容も納得がいく、




山猫:「葛葉、…ヨグ=ソトースを止めてくれ。」


葛葉は無言のまま、しかしはっきりと、山猫に向って頷く、…


茜:「お兄さん、私、…」


葛葉:「三条、済まないな、一寸待っていてくれ、…帰ったら話をしよう。」




葛葉:「行くぞ、ミリアム!」


ミリアム:「了解!」


マニピュレータが凍結した喜多見の身体を抱えて、…


一瞬の内に空へと舞い上がったプロメテウスが、…成層圏で閃光を放ち!



ハイパードライブへと、突入する!


灯火:「俺たちの戦いはこれからだ!」


一回やってみたかったです、

そして、シリーズ完結です!


思い起こせば「聖獣の卵」が始まったのが、2012年、足掛け3年半でしょうか、


最初は翔五クン達は皆んな別の名前で高校生でした、実は、この「聖獣の卵」から「サミシタガリヤ」に繋がる神様との対決の話が、すっぽり抜けているんですよね、アリアと瑞穂は地球に衝突して来た隕石を排除しに宇宙に行ったまま、どうやって戻ってきたのかは、灯火にも謎だったりします、


と言うわけで未だ未だ中途半端なので、もしかすると何時か続編書きたくなるかも知れません、


その時まで、翔五クン達とは、暫しお別れです、


最後まで読んで下さった読者の皆様、

本当に有難うございました!


灯火

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