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トリックスター(プロメテウスの火)  作者: ランプライト
第XIII章「ナイトメア・オブ・ザ・デビル」
117/135

117 ミリアム・マリア・ヴァリ:「偽プロメテウス その2」

ミリアム:「ちっ! こうなったら、何台でもやってやるわよ!」


「真プロメテウス」、やけっぱち、モトイ覚悟を決めて、偽プロメテウスに向けて、特攻!


錐もみ旋回で敵プロメテウスのホーミングレーザーを搔い潜り! レーザー照準を極めて!


レールガン:「「…(撃破!)…」」



ミリアム:「ひとつ!」


続いて出現する偽プロメテウス、が、完全に海中から浮かび上がるのを待たずに、…


レールガン:「「…(撃破!)…」」


ミリアム:「ふたつ!」


更に、今度はもう一つ渦が増えて、同時に二体の偽プロメテウスが出現する!


レールガン:「「…(撃破!)…」」

レールガン:「「…(撃破!)…」」


ミリアム:「みっつ!…よっつ!」



葛葉:「きりがないぞ、ミリアム、プロメテウスは海中に潜れるのか?」


レールガン:「「…(撃破!)…」」

レールガン:「「…(撃破!)…」」


ミリアム:「いつつ!…むっつ!」


更に二体を撃破!



ミリアム:「そんなの知らないけど、当然でしょうが!」


で、行き成り海中に突っ込む真プロメテウス!


機体を包むピンク色の輝きが、海水の抵抗を全てキャンセルするらしいが、このバリアが掛かっている間は、こちらもレールガンが使えない。


キャノピー越しに見ると、ヨグ=ソトースと思しき、超巨大なクジラ?の頭の上の鼻の穴から、潮と一緒に次々と出撃していく、偽プロメテウス軍団!


巨大鯨の周りを守る様に配置して、海中でもお構いなしにホーミングレールガンで攻撃を仕掛けてくる!


幾ら、真プロメテウスが水の抵抗ゼロで海中を飛び回れるとしても、数体のプロメテウスからの同時ホーミングレールガンの砲撃を、何時までも躱し続ける事が出来る訳がない!



瑞穂:「何かもっと、決定的に強力な武器は無いの? いっぺんでアイツらをしとめられる様な、」


ミリアム:「あんたも聖霊なら、なんか手伝いなさいよ!」


ミリアム:「って、…きゃあ!」


敵レールガン:「「……(衝撃!)……」」



そして、偽プロメテウスの砲撃が、とうとう、真プロメテウスの頭部に、命中! 吹っ飛ばした!


ミリアム:「まだだ、たかが頭をやられただけだ!」


続けざま、…背後に回われた別の偽プロメテウスからの攻撃!


避けきれなくて、今度は翼形態の外部装甲を片方、吹き飛ばされる!


敵レールガン:「「……(衝撃!)……」」


ミリアム:「ぐううぅ…!」



ミリアム:「どうしよう、もうあんまし、もたないかも!」


葛葉:「敵が多すぎる、…」


瑞穂:「仕方ないわね、底まで潜んなさい! 出来んでしょ!」


ミリアム:「どうすんの?」 


ミリアム、半べそ、


瑞穂:「良いから! 早く!」



ジグザグ飛行で追いかけてくる敵ホーミングレールガンを振り切りながら、…


ボロボロになった片肺のプロメテウスが、北極海の海底に、到達する、


上空から迫る無数のホーミングレーザーの弾幕!


瑞穂:「ひねり潰してくれる!」


そして、海底の岩盤が、轟音と共に隆起! 崩れ、変形し、積み上がり、…


巨大な岩のゴーレムが出現!


尚も襲い掛かる、敵レールガン!


岩で出来たゴーレムの身体は、次々に敵レールガンの餌食となり、ぼろぼろに崩れて行く、が、…


瑞穂はその隙に、海底岩盤から「黒曜石」を召喚!…鏡面仕上げのピカピカの「鏡の盾」を幾つも形成して、自在に飛び回りながら、…プロメテウスの周囲を護衛!


敵ホーミングレーザーを反射して、…軌道を変えた!


超巨大クジラにレーザービームを跳ね返し! 偽プロメテウスのレールガンで、その土手っ腹に、…大穴を開ける!



瑞穂:「なんだ、結構しょーもない弱点あんのね、アンタの聖霊、マジで通用するとは思わなかったわ、」


ミリアム:「五月蠅い! しょーもない言うな! なによ、アンタのゴーレムだってすげえだっせえデザインじゃないのさ!」


葛葉、「兎に角、鏡の盾でレールガンを防ぎながら、あの胴体の穴に入るんだ。」


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