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トリックスター(プロメテウスの火)  作者: ランプライト
第XII章「カウンター・アタック」
104/135

104 葛葉 毅:「ボーイ・ミーツ・ガール その3」

それからもう一度クルリと錐もみ回転しながら、…プロメテウスは一気にアバドンが収容されている施設に急行する!


数十kmの距離を数秒で縮めて! ぴったりとその上空に停止し、…垂直着陸!


当然、施設内から現れる、…警備兵達!



しかし、FN F2000 (アサルトライフル)の5.56mm NATO弾などプロメテウスには只の「餌」でしかなく、…


カールグスタフM2 (84mm無反動砲)は、直撃の直前でホーミングレールガンに弾き返される!



葛葉:「このまま戦闘を続ければ、彼らを傷つけてしまうな、」


ミリアム:「強行突破する?」


プロメテウスは飛行形態から、ロボット形態へと変形、


脚の様に見えなくもないランディングギアで微かに地面を擦りながら、施設の鋼鉄製バリケードに近づき、…分解?吸収?


巨大なドームの分厚い鉄筋コンクリート壁を、ホーミングレールガンで器用にぶち抜きながら!…キャノピーに表示された赤い三角形マークを目指す。




施設の中は、格納庫の様な広い空間になっていて、壁際には沢山の機材用コンテナが並んでいる。


そして中央部に、どうやら地下に潜れそうな、リフト?



ミリアム:「奴は、地下にいるみたいね。」


尚も兵士達はアサルトライフルで応戦するが、プロメテウスに一切の効果は無く、…


葛葉:「リフトの昇降通路が使えそうだ。」


ミリアム:「了解。」


とうとうキレたのか、どっから持ち出してきたのか、T55(中型戦車)の主砲が、建物の外から、プロメテウスを狙う?



主砲:「「…(爆音!)…」」


行き成り発射される100mm砲!


衝撃:「「…ガキン!…」」


ミリアム:「なんの!」


レールガンが、真横から飛んできた砲弾に直撃して、…弾き飛ばす!



葛葉:「戦車の車体の金属を吸収するんだ。」


ミリアム:「任せて!」


プロメテウスの外装甲が発光し、途端に戦車の車体が、まるで錆びて溶ける様に分解? 崩壊して、宙を舞って金属分子が、プロメテウスに吸収?…される!


ボロボロになった戦車の中から姿を見せる操縦士たち、…そのまま、地面に転がって、…冷たくなる。



ミリアム:「あぁ、ゴメン!…人間の身体の金属も吸い取っちゃった、」


葛葉:「やむを得ん、地下へ急ぐぞ!」


レールガンでリフトのクレーン設備をふっとばし!



リフトが地下に墜落する音:「「……ゴン!……」」



プロメテウスは、地下へ通じる竪穴に機体を滑り込ませて、…ゆっくりと、降下を始める。


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