首都防衛イベント─序盤─
お久し振りです!
いやぁ、Fate/GOとかモンハンとか艦これとかしてました。
短いですがどうぞ。
「回復魔法頼む!」
「おい右! 押し返せ!」
「ちょっくら左翼の援軍行ってくる!」
「魔法行くぞー! 全線下げろよ、巻き込まれたくなかったらなぁ!」
「っておぉい!? 言った直後にぶっ放すんじゃねぇ!」
言葉と武器と矢と魔法が飛び交う中、あたしはゴブリンの剣を楯で受け止め、剣でゴブリンを両断した。
こんなタイミングでどうかとは思うが、フウコだ。
イベントが始まってからというもの、一向に敵が減らない。むしろ増えてきているようにも思える。敵の強さはそこまででもないのだが、如何せん数が多い。
「キノをアサヒの方にやったのは失敗だったか······」
キノは白楯で最も殲滅力が高い。本人が強引に押し通したから許可せざるを得なかったが、これは辛い。後で文句を言ってやる。
「っ! 白楯メンバーは中央と右翼の間の援護に行け!」
「ギルマスは!?」
「あたしはここを守る! 早く行け、防衛線を破られるぞ!」
ギルメン達を無理矢理行かせ、あたしは飛び掛かってきたウルフを斬り落とす。
ギルメン達が見えなくなり、一段落ついたところで呟く。
「まったく、分の悪い賭けみたいなことしちゃったかなぁ」
楯と剣をストレージに戻し、戦斧を取り出す。
「そうだな」
「! アラヒトか」
開け虚空の扉のギルドマスターだ。
「俺もギルメンを援護に行かせちまってな。背中が寂しいのよ」
「奇遇だな、あたしもだ」
「俺も」
「うちも」
「我輩も」
「じゃあ俺も」
『お引き取りください』
「なんでや!?」
っと、コントしてる暇なんてないんだった。
気が付けば周りに公都を拠点にしている大手ギルドのギルドマスター達が集まっていた。
「共同戦線と行くか?」
アラヒトが言う。
「戦略はどうする?」
あたしが言う。
「筋肉で叩き潰せばよいのだよ!」
筋肉大陸のソーンがポーズを極めながら言う。
「もふもふ以外は絶滅させればいいんだよ」
もふもふ王国のふもっふがテイムモンスターをもふりながら言った。
「紳士らしく華麗に舞いましょう」
紳士の集いのロリスキーが眼鏡をクイッと上げながら言う。
「彗星の如く突貫や!」
星屑☆ストームブリンガーのダストが拳を掲げて言った。
「我が槍に貫けぬもの無し······! なんてな」
主神の槍のおでんが槍を構えながら言った。
そして今ここに、公都のトップクラスのギルドのギルドマスター達による、夢のパーティーが完成したのである。
というか、こいつら全員前衛だよな? 後衛とか遊撃、回復支援や魔法なんて一切ないんじゃないのか?
考えれば考えるほど、なんだか不安になってきた。




