流水剣って何?
アサヒのVRMMO編これにて終了!
なんか気付いたら流水剣と呼ばれていたでござる。なんで?
「どうしてだろうね、雪」
聞いてみたはいいが、雪は首を傾げて体を掻き始めた。期待はしてなかったけどね。
その時、ピローン♪とメッセージが届いた。送り主はリアちゃん。
『流水剣(笑)』
ひどっ!? そもそも流水剣って何? 教えてリアえもん!
またピローン♪とメッセージが届く。
『流水剣ってのはアサヒの二つ名だよ。詳しくは掲示板を見るかあの二人に聞いてね』
二つ名? 掲示板? 初耳だ。流水剣かぁ······まぁカッコいいしいいか。ログアウトしよ。
*
翌日、私は登校していた。現在は夏休みだが、今日は登校日なのだ。
「おはよう、風子」
「おはよう、麻耶」
風子と挨拶を交わし、並んで歩いていく。
「ねぇ、風子。最近さ、リアルでも気配察知みたいなことが出来るようになってきたんだけど、そっちはどう?」
「奇遇だな。あたしもだ。それに、気功術っぽいものも使えるみたいだ」
「同じく。やっぱりDFOが異世界だからかな?」
「さぁな。リアはそれについては教えてくれてないしな」
だよねぇ、なんて言いながら下駄箱にて上履きに履き替える。
「綾乃は特に何も変化はないって言ってたよ」
「······あれじゃないか、こっちでは魔力が存在しないとか法則が違うとか」
「かな」
そこで、風子が何かを思い出したようだ。
「そういえば、今度アップデートがあるって知ってるか?」
「アップデート? あー、そういえば運営からのメッセージにそんなのが書いてあった気がする。何が変わるの?」
「それくらい自分で調べたらいいのに。まぁ、いいか。今回は細かい調整なんかと、種族転生の実装だな」
「種族転生?」
「簡単に言えば、種族が変更出来るようになるんだ」
種族の変更か。そういえば確かに、最初は全員ヒューマンだったよね。獣人とかエルフがいるのは見たことある。
なるほど、自分の好きな種族に変更出来るのか。
「風子は何にするつもり?」
「あたしは悩んでるんだよな。そのままハイヒューマンに進化するか、種族を変えるか。でも目ぼしい種族が見付かってないんだよな。だからこのまま行けばハイヒューマンになるだろう。麻弥はどうするんだ?」
「私は特に決めてないかな。多分進化になると思う」
少しなってみたいと思うのは、竜人だ。もっとも、竜人自体が見付かっていないので可能性は低いだろう。その時何故かリアちゃんの顔が思い浮かんだが、私は気にしないことにした。
最近、なんだか楽しくて充実している。生き別れの兄の件もほぼ吹っ切れた。早く帰ってDFOをしたい。
ただ、前に見せてもらった兄の写真。それを思い出すと何故かリアちゃんまで一緒に出てくる謎仕様。不思議に思いながらも、私は毎日を過ごしていくことになる。
これからどうなるんだー(棒)
次回からリアの王国編となります。




