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竜の軌跡  作者: 糸田シエン
アサヒ達の攻略編①
59/81

vsトロール

分けました。


「せぁぁぁっ!」

 振り下ろす垂直斬り、無拍子でで斬り上げ跳び上がり、宙返りしながら斬り上げ、気を足から噴出させて勢いをつけて斬り下ろす。四連撃剣技『フォールエッジ』だ。最後の一撃で真っ二つになったオーガはポリゴンとなって消えていった。

 この程度の相手に二本目を抜く必要はない。それにいつもと違ってイザヤナギとシャドウもいるから、少し楽だ。


「魔刃・風牙!」

「鋭虎爪!」

 シャドウは風属性を纏わせて切れ味を上昇させた小太刀とクナイで、イザヤナギは虎が引っ掻いたような跡を残す五連撃で、それぞれオーガを仕留めていた。

 雪は首筋に食らいついたまま地面に何度も振り回し、叩きつけていた。うん、パワフルだね。


「にしてもさ、オーガ無限湧きとか鬼畜だよね」

「ボスのトロールも荒ぶっているしな」

「モブ狩り、飽きた······」

 あぁ、トロールの棍棒でプレイヤーが吹っ飛んだ。壁役ですら一撃で三割持ってかれてるし、トロールの攻撃力の高さが分かる。私は基本回避楯になるだろうしなぁ。

 剣を振るいながら、ここまでのことを少し思い返してみた。



 私達は今、レイドとして森の中を進んでいる。イメージとしては熱帯林が近いかもしれない。トロールの住み処と思わしき場所までもうすぐらしい。

 それにしても、背の高い木が多い。大体二十メートルはあると思う。幹の直径は平均三メートルといったところか。十メートルもある巨体を隠すには丁度いい場所なのだろう。


 視界が開ける。三十メートルほどの円形に木が無いフィールドだ。そしてその真ん中にイビキをかいて眠っている巨体が一つ。

「魔法準備、よーい······撃てぇ!」

 フウコの号令により、色とりどりの魔法が放たれる。全て直撃する。

「ウゴォォォ!?」

 悲鳴を上げてトロールがじたばたし、起き上がってこちらを見る。そして近くに置いてあった棍棒を手に取り、襲い掛かってきた。


「タンク、前へ! 後衛は援護! 行くぞ!」

 私は一本だけ抜剣する。二刀流でもいいのだが、あえて一本で戦う。


 壁役が棍棒を防ぎ、近接職が脚を攻撃し、魔法職や弓、銃使いが上半身にダメージを重ねていく。

 足踏みや蹴りなんかを避けながら、斬撃を加える。

 順調にダメージが重ねられていく。回復魔法もあり、HPが危険域に入ることはなかった。

「シールドバッシュ!」

「カウンターシールド!」

 壁役の技でトロールの棍棒が跳ね返され、バランスを崩す。

「天より下れ、雷の御柱! 降り注げ、『ヴォルカニックブレイザー』!」


「オオオオオオオォォォォォォッ!?」


 雷の柱によってトロールがダウンする。

「総員、突撃!」

 それぞれが雄叫びを上げながら武器を振るう。トロールが復活した時には、総HPの半分を切っていた。起き上がったトロールは。


「ガァァァァァアアアアアアアッ!」


 鼓膜が破れるかと思うくらいの咆哮をした。

 それに続いて皮膚が若干赤くなる。

「狂化したぞ、気を付けろ!」

 誰かが叫ぶ。

 トロールが振るった棍棒は、壁役をいとも容易く弾き飛ばした。

「だいぶパワーも上がってるな······」

 私はそう呟いて周囲を見渡す。

 そして気付いた。後衛の背後から近付いてきている数匹のオーガに。

「後衛、後ろ!」

 叫んでから、全身に気を巡らせて駆け出す。後衛よりも、オーガよりも速く間に入り、剣を構える。


「古代武芸、八重裂き!」


 古代武芸の剣技にてオーガを全て斬り捨てる。気配察知で分かる。またオーガが来ると。

「オーガは私達はがやる! 他の皆はトロールを!」

 追い付いてきたイザヤナギとシャドウ、雪が加わり、オーガの迎撃が始まった。

 そしてしばらくしてからが初めの場面と言うわけだ。


次回が中編になるのか後編になるかは分かりませんが、恐らく、後者になると思います。


実は前回の投稿、イザヤナギの名前がアラヒトになっていました。投稿してすぐに気付いたので数分の間でしたが。誰か見た人いるんでしょうか?

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