表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
竜の軌跡  作者: 糸田シエン
修行編
5/81

パワーレベリングと人外の扉

 師匠におんぶされて狩り場へと向かう。ジェットコースター並のスリルがあって、正直吐くかと思った。


「ぎぼぢわるい……」

「これでも四割なんだがな……」

 これで四割とか……全力だと音速を越えるんじゃないだろうか。うん、確実に死ねる。


 師匠に魔法で回復してもらい、なんとか復活した。

「今日の獲物はフェンリルの群れだな」

 ……フェンリルって、しかも群れって……。

 なんだか反応するのに疲れてきた。


 さて、ここで狩りの手順を説明しよう。師匠曰くラストアタックで経験値ボーナスが入るようなので、師匠が瀕死まで追い込んで私が仕留めるという流れでいくらしい。


 ちなみにフェンリルの平均レベルは600ほど。うん、無限に死ねる。

 下手すると咆哮だけで死ぬ可能性があるらしい。私が貧弱すぎるのか、それまた相手が強すぎるのか。絶対に後者だと思う。


 師匠の背中から下ろされてから歩くこと十数分。30匹弱の群れがいた。

「ふむ、これだけいれば150は越えるな」

 そんなことを呟いてから右手を掲げた。

「"ライトニングボルト"」


 雷系範囲魔法の閃光、轟音、衝撃の三点セットを喰らい、慌ててステータスを見る。


HP:3/18


 余波だけで死にかけとかorz

 後から聞くと一応魔法障壁を張っていてくれていたらしい。ようは私が貧弱なんです。


「"ヒール"。ほら、しっかりしろ」

 回復してもらって、フェンリル達を見る。見るからに瀕死……というより感電して痙攣している。

 師匠の言う通りにナイフを刺し、フェンリルを一匹ずつ絶命させていく。ナイフから肉を断つ感触が伝わってくるが、忌避感はあまりなかった。


 地球での常識が邪魔をするかと思ったが、それほどでもなかったのだ。


 フェンリル狩りを終えてレベルを確認すると、かなり上がっていた。ちなみに163レベルだ。

「よし、次行くぞ」

「わ、ちょっ、うひゃぁぁぁ!?」

 いきなりお姫様抱っことか止めて! 恥ずかしいから!


 無理でした。むしろ自分からしがみつきにいってた。情けないとか言うな、剥き出しの状態で時速100km以上出てるんだぞ、恐いだろ!


「どうかしたか?」

「な、なんでもないですよぅ!」

 こうなった、やけくそだ! どんな奴でも掛かってこいや!


 結局この日は一日中パワーレベリングをした。途中巨大な蛾や黒光りするGなどを悲鳴を上げつつ倒しながら得た経験値のおかげで、私のステータスはこうなった。


◆◇◆◇


名前:リアーシュ

性別:女

種族:人間

Lv.409


HP:1200941

MP:1090650

Str:113966

Vit:111515

Agi:115192

Int:121319

Min:116417

Luc:31


称号

【才能の塊】

【努力の天才】

【転生者】

etc…


スキル

・礼儀作法(new!!)

・風圧耐性(new!!)

・精神統一(new!!)


◆◇◆◇



新規称号、スキルまとめ


【神竜の弟子】


・礼儀作法

・風圧耐性

・精神統一


続けるか分かりませんが、載せてみました。



一般人のステータス平均が100、一般兵で350程度なので主人公がどれだけ人間離れしたステータスか分かりますね。もっとも、【才能の塊】のせいでステータスは高めですが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ