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竜の軌跡  作者: 糸田シエン
ウイマール公国・公都編
48/81

次の国へ

久々に更新しまーっす。

二次創作読み倒してただけだZE☆

 私、リアーシュ・アルヴレイムは現在馬車の改造中である。といってもそこまで難しい作業ではないのでもうすぐ終わる。

「リアちゃんすごいね。さっきなんて鉄がぐにーんって変形したし」

 見学をしていたアミリーが言った。

「錬金術だよ。色々便利だから重宝してる」

 と言っても、普通ならそう簡単に出来ることではない。


「よし、最後に空間を繋げてっと。完成」

「見た目はあんまり変わらないね」

「わざとだよ。その分外から見えない所に拘ったんだから」

「へぇ。中はどうなってるの?」

「見た方が分かりやすいと思うな」

 アミリーと馬車の中に入る。空間を拡張してあるので見た目より五倍は広い。

 初めの部屋はリビングで、キッチンが併設されている。右の部屋は三人でも広々と入れるお風呂。左の部屋はベッドルームだ。


 アミリーからしたらあまりにも常識外な光景だったのか、固まったまま動かない。私はもう、物作りにおいて自重しないと決めたのだよ。


「どう? アミリー」

「……、」

 返事がない。ただの(ry

「い、色々おかしいよっ!」

 再起動したアミリーが叫んだ。

「うん、そうだね。でも私は常識に囚われないから」

「ちょっとは囚われようよ!?」

「大丈夫、問題ない」

「どこが!?」

 うむ、アミリーが壊れたか……。まぁいいや。


「まぁ、こんな感じかな」

「はぁ……なんだかリアちゃんといると疲れるよ……」

「回復魔法かけようか?」

「そういう問題じゃなくてね……」

 アミリーと外に出る。

「さて、問題は何に馬車を引かせるかなんだよね」

「馬じゃダメなの?」

「他にも候補はあるんだよね」


 スレイプニルかフェンリルかユニコーンか……。あれ、幻獣ばっか?


「お姉さま、食料を買ってきたぞ」

「あ、ユー。ありがとう。空間を開くからそっちに入れといて」

「分かった」

「……リアちゃん、明日出るんだよね?」

「うん。また会いに来るから。……そうだ、これ」

「……これって?」

「お守りだよ。何かあった時にアミリーを守ってくれるから」

 そう言ってアミリーにペンダントを渡す。填められた宝石には回復魔法と転移の術式が刻んである。一度きりだが、瀕死から全回復し、かつアーガメントの屋敷に転移するように設定してある。

 これを身に付けている限り、アミリーは即死でなければ確実に助かる。出来れば、そんなことは起きてほしくないが、念のためだ。初めて会った時も誘拐されていたわけだし。


「綺麗……ありがとう、大切にする」

「うん。出掛ける時は肌身離さず着けててね?」

 もう一度念を押しておく。

「うん、分かった」

 アミリーがペンダントを着けた。


「お姉さま、ワタシも構ってくれ」

「はいはい、いい子いい子」

「えへへ……」

 ユーがちょろい。

「みんな、パーティ準備終わりましたよー」

 スニィが呼んでいる。

「それじゃ、行こっか」

 三人で広間に向かった。


 翌日、私達は公都を出発した。


次回から、王国・道中編(予定)

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