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竜の軌跡  作者: 糸田シエン
修行編
4/81

本格始動へ

ブクマや評価してくださった皆さん、ありがとうございます。

 異世界での二日目。初日は女の子講座だけで終わってしまったので、本格的な修行は今日からだとか。ちなみに言葉使いや仕草は完全に身に付けました。師匠にも合格を貰ったので完璧だ。


 正直習得までの時間が早すぎると思っていたが、それはどうやら私の称号が原因らしい。


 【才能の塊】は、あらゆる分野に適性を持ち、得手不得手が存在しなくなるらしい。その効果は武器の種類、流派、魔法の属性、生産系など、鍛えたり練習すれば全て身に付けられるというチート性能。

 師匠曰く、本来ありえないハズの種族固有技能まで手に入れられるとか。


 でも、普通なら全てを鍛えることは出来ない。それを解決するのが【努力の天才】だ。

 それにはスキルや魔法、戦闘技能などの熟練度を、常人とはありえない速度で上げる効果があるそうだ。


 故に私はありえない速度で技能を、それも全て習得出来るとか。

 チートだわ。マジチートだわ。本当にチートだわ。大切な事なので三回言いました。


 師匠は、数千年かけて鍛えた武術や、蓄えた知識を五年で全て私に託すつもりらしい。

 何この無理ゲー……と言いたいところだが、師匠曰く、一月で一つの分野をマスター出来るんだって。何それ。


 あ、それと師匠に名前貰いました。リアーシュという名前を。愛称はリアで、師匠からは愛称の方で呼ばれている。


「師匠、今日は何をするんですか?」

「まずはリアのレベル上げだな。今日で200以上は上げるぞ」

 oh……パワーレベリングですか……。てか今日で200以上上げるとか……ツッコミきれないよ……。


「この霊峰は危険な場所でな、魔物が異常に強い。400以下はほとんどいないな」

「人外魔境!?」

 いや、この程度で弱気になっていては師匠を越えることなど到底出来ない。ちなみに昨日改めて見せてもらった師匠のステータスはこれだ。


◆◇◆◇


名前:ローザンハビラ・U・アルヴレイム

性別:男

種族:神竜(中級神)

Lv.1437


HP:7485094

MP:6459731

Str:728002

Vit:697241

Agi:522931

Int:685466

Min:717748

Luc:23


称号

【竜を統べる者】

【生き神】

【叡知の倉】

etc…


スキル

・古代武芸

・全属性魔法

・人化

etc…


◆◇◆◇


 止めろぉ! 勝てる訳がない!

 あいつは伝説n


 冗談はさておき、私はこの化け物みたいなステータスを持つ師匠に勝たねばならないのだ。弱音なんて吐いてられない。最低でも師匠のステータスを越えなければ、経験で劣る私が師匠に勝てる訳がない。


「師匠、私頑張ります!」

「いい心がけだ。武器はとりあえずこの解体用の短剣を使うように。何、我が鍛えた業物だ、安心しろ。今までに解体出来なかった物はなかったからな」


 ……なんでだろう、別の意味で不安になってきた。


パワーレベリングの獲物、何にしよう……

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