第6話 終焉の黒炎
ーーー【黒炎王斬】ーーー
このスキルを使った瞬間俺のHPは1になり黒炎に包まれた
そしておれは放つ、最悪のスキル【黒炎王斬】を…
『ボワアァァァ‼』
「な、なんだこれはぁ⁉」
「その炎は消えないぞ、お前の死は確定した…」
「おれはぁ…死な…ない…」
ガイアという男は黒炎に包まれながらも俺に襲いかかってきた
武器を失ったおれはただひたすらにその単調な攻撃をよけ続ける
「終わりだ…」
ガイアのHPが0になった
この瞬間おれは人殺しになってしまった…
ハデなレベルアップ音が何回も鳴るおそらく続けて戦闘をしたのでドラゴンとガイアを倒した経験値が同時に入ったのだろう…
おれはその音を聞きながら静かに目を閉じた…
のだが…
飛びそうなおれの意識を呼び止めたのはスカッシュだった
「すげえよ、すげえよユウト!お前は俺の命の恩人だよ!」
そう叫ぶスカッシュのとなりでアイシスはひたすらに回復スキルを俺にかけている
そのおかげで俺のHPは一瞬で満タンになった
そしてレベルを確認して見るとLv108と表示されていた、Lv25も上がっている。
Lv150近くの大男と格上のドラゴンを倒したのだからこのぐらい上がってもおかしくはないか…
罪悪感を感じながらも俺は立ち上がる。
「よし、帰るか、」
「大丈夫なのか?」
スカッシュが心配そうに俺に聞く
「アイシスが回復してくれたから大丈夫だ、と思う…」
そして俺たちは街へと帰り
ガイアの事を話して報酬をもらった
スカッシュとアイシスが報酬は全部やるよ、と言ってくれたが
全部受け取るわけにはいかないから三人で分けようと言ったら
「じゃあこれだけで良いのでフレンドになりましょう」
って言ってきた、会話がかみ合わない…
最終的にフレンド登録をして俺が50万二人が25万ずつになった。
そしておれはアリナのいえに帰った。
はい!これでクエスト編は終了です!
次編はラブコメ色強めで行きます