第5話 裏切りの大剣
言い忘れましたが
ゴールデンウイークなので連続投稿します
「っ!」
いきなり振られた大剣をかわして俺は問いかける
「どうしたんですか?ガイアさん…」
「お前らはドラゴンにやられて全滅した、生き残ったのは俺だけ。これで報酬はすべて俺のものだぁ‼」
この男、狂っている…
間髪いれずに大剣が俺を襲う、俺はそれを刀で受け止める
「くっ、」
俺のHPが微妙に減る
「やめてくださいガイアさん!」
アイシスが叫ぶ、その声は泣き声に近い
「このクエストの報酬は100万Gしばらく遊んで暮らせるぜぇ」
「全員で分け合うって約束だったじゃないですかっ!」
アイシスはもう一度叫ぶ
「だからぁ、お前たちは全滅したんだよ!」
そういいながらガイアは俺に大剣を振り下ろす
俺はそれを【見切り】と【ステップ】をつかいかわして距離をとる
殺らなきゃ殺られる…
俺は感じた…もう何を言っても意味はないと…
「アイシス!スカッシュ!出口に向かって走って逃げろ!俺がこいつと戦う!」
「ダメだ!お前一人じゃ殺されるぞ!俺も戦う!」
「邪魔だって言ってんだ!黙って逃げろ!」
「嫌だ!仲間をおいて逃げれるかっ!」
スカッシュは食い下がる
俺は仕方なく【バリア】を使い俺たちとスカッシュ達を分断する
「アイシス、頼むそいつをつれて逃げてくれ…」
アイシスはその言葉を聞くと何かを感じたかのように何も言わずソイッシュをつれて走った
「逃がすかぁ‼」
ガイアがモンスターのような声を出してアイシスの方へ走る
俺はガイアの道を塞ぎ刀で斬りかかる
「行かせねぇぞ!!」
「消えろゴミくずがっ!」
ーーー【スマッシュインパクト】ーーー
「スマッシュインパクトォォォォ!!」
ガイアの剣が黄色に輝き振り下ろされる
ーーー【陽炎】ーーー
俺は【陽炎】を発動して背後にまわった。
「もらったぁ!」
ーーー【スターダストブレイク】ーーー
そして俺の赤色に染まった刀がガイアを切り裂くはずだった…
『ガキィン!』
俺の刀がガイアの大剣に弾かれる。
危うく手を放すところだった
「うそだろ…」
なんて反応速度だ…化けもんだ。
動揺している俺に大剣が振り下ろされ、俺は吹っ飛ばされる
HPが3分の1ほど減少している
通常攻撃でこれかよ…
…使うしかないか【あのスキル】を…
みなさんお分かりでしょうね
あのスキルですよ、あのスキル。