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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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63/202

振替休日

 体育祭があった翌日月曜、学校は振替休日となっている。ただ、体育祭実行委員とクラス内の体育委員は後片付けのための登校があるそうだ。終わり次第解散らしい。

 この終わり次第解散てさ、人間性わかるよね。大きくわけて二つの派閥があると思うんだ、早く終わらせて帰りたい派とダラダラとやる派のさ。

 結局、帰りたい派がほぼ全ての作業をやることになるんだよね。俺の性格上、ダラダラ派は居なくていいから邪魔するな、と追い出す派かな。


 現在、俺は愛美と朝輝の登園中。隣には雪華も一緒。

 愛美と朝輝は兄の俺が保育園に送ってくれているのが嬉しいらしくてニッコニコだ。いつもはお迎えだけだもんね。

 登園が終わったら一旦帰宅してからショッピングモールに雪華と行く。衣替え前に来たいって言ってたからね。平日でそれほど混雑しないだろうし、丁度いいよね。


 現在、送迎バスに乗車中。バスが着く頃には開店している時間だ。

 今日は午前中で帰る予定。午後は服を含めた整理をしたい、との雪華の希望だ。

 男の俺とは違い、女の子は色々大変そうだね。

 そんな感じで雪華の荷物持ちをしながらショッピングモール内を見て回り帰宅する。

 購入したのは夏服含め色々とね。ただ、下着売場に連れ込むのだけは勘弁して欲しかったよ。妹の下着は見慣れてるけどさ、同居している彼女のは危険すぎますって、本当に。

 店員さんは良くある光景なのか、微笑ましい感じで見てたよ。


 帰宅後、昼飯を終えた雪華は自室で色々と整理を開始。別に部屋の模様替えをするわけでは無いので俺の出番は無し。

 そんな俺はダイニングテーブルでレジンの小物加工をしている。これは、母さんに頼まれているやつだ。


 そんな作業をしていると、雪華が二階から降りてきた。

「お疲れ。もう片付け終わったのか?」

「あと少しかな。ちょっと小腹がすいてね、軽く食べようかなって」

 時刻を見ると3時過ぎ。俺もおやつにするか。

「おやきがあるけど食べる?それともプリンとかの甘いものがいい?」

「プリンがいいかな」

オケイ(わかった)。カラメル多めのプリン作ったからそれにする?」

「それにする!」

「じゃあ、リビングで待ってて。ここ作業中だしさ」

kyllä(はーい)

 こうして、二人でのおやつタイム。母さんは誘わないのかって?仕事に集中してたら申し訳ないからね、部屋から出てくれば聞くよ。

 量も少ないから、すぐに食べ終えてしまったけどまったりする。


「ひろ君は何作ってるの?」

「ちょっと待ってね。 俺はこれだね」

 ダイニングテーブルからアニメ雑誌を持ってきて、あるキャラを指さす。

「この子って今期アニメで可愛いって評判のキャラだよね」

「そうそう。で、母さんがドール趣味なのは知ってるだろ?だから、このキャラのオリジナルドールを共同作製中でな。今はレジンアイと呼ばれる目の部分と、この髪飾りを()()()と言う素材で作ってるとこ」

「へえ〜。ひろ君、手先器用だもんね。多才で羨ましい」

「でも俺は天才肌じゃないからな。努力した積み重ねだから自慢はしない」

「ところで、衣装も作るの?浴衣をアレンジしたみたいな衣装だから大変じゃない?」

「俺の場合は逆。貴族令嬢みたいなフリフリゴテゴテのほうが無理。例えるなら高校の制服よりもワンピースや浴衣のほうが作りやすいのと同じ」

「なるほどね〜」

 そんな話をして、おやつタイムはおしまい。


 雪華が作業を終えて降りてきたので、俺も作業終了。夜ご飯の準備を始める。

 愛美と朝輝のお迎えに母さんが行ったら兄じゃないから少し残念がってたみたいなので、二人の頭を撫でておいた。


 そんな感じで振替休日は終わったよ。


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