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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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59/201

テスト週間

 はい皆様の()()()なテストの時期がやってまいりました。

 他校は知らないけど我が高は()()午前中で終了する。午後からは翌日のテスト科目を勉強しとけって事なんだろうけど、テストや試験て意外と気疲れするからありがたい。

 中学時代に受けた資格試験なんて丸一日ぶっ通しな上に途中離席は即退場だったもんなあ。つまり試験途中でトイレに行きたくなったらアウト。

 昼休憩はあるけどトイレが怖くて誰も飲食しない異様空間だったなあ。試験結果?合格しているから資格持ちだよ。ただ、就職となると別問題だから()()()()()()になるかもね。

 勉強会は、というと今週は無しになっている。まあ仲良し同士での勉強会はあるみたいだけどね。

 俺の場合、厳さんや昌史と勉強会しないのか?と不思議に思うだろうけど、厳さんは姉さんに教えてもらいつつ、昌史は独りのほうが集中できるタイプらしいので中学時代から勉強会はしていない。

 そんな理由(わけ)で雪華と普通に帰宅する。

 昼飯の弁当は持参していないので家で食べることになっている。

「雪華、この後はここ(ダイニングテーブル)で一緒に勉強するか?」

「そうだね。夕飯の準備までは一緒にやろ」

 翌日のテスト科目を一緒に勉強する。お互いに集中していて気付けば夕方。俺は勉強を終わらせて夕飯の準備をする。

(今日は頭をいっぱい使ったから風呂上がりに甘いアイスでも食べよう。ちょっとお高めだったけど取寄せしたフルーツアイスにしようかな)


 〜いつもなら就寝前の時間〜

「雪華はこの後も勉強するのか?」

「うん少しだけ。徹夜はしないから安心して。ひろ君は?」

「俺は寝るよ。寝ないと頭が働かないタイプだからさ」

「そっか。今週はストレスと若干の寝不足でお肌が荒れるかもしれないけど、嫌いにならないで」

 少し不安気に言う雪華の頭を俺の胸に押し当てて言う。

「そんな些細なことで嫌いになると思われてるなんて心外だな。俺達はまだだけど、花粉症になって鼻水がダラダラの雪華にキスするのも平気だぞ」

「えー。鼻水ダラダラのひろ君にキスするのは嫌だなあ」

「ひどくない?」

「冗談。ありがとね、ひろ君」


「「んっ」」


「無理だけはするなよ」

「うん」

 言葉を交わして雪華は自分の部屋へと行く。

(しかし、軽いキスなら自然とするようになったなあ。最初の頃はあんなに緊張してたのに)

 そんな事を思いつつ日課のストレッチをする。


 ・・・


 現在、金曜の昼過ぎ。ついに全科目のテストが終了しました!

 この後の午後から土日は遊ぶぞーといった内容が他クラス含めて聞こえてくる。

 そんな中、昌史が珍しく俺と厳さんの三人で話がしたいと言ってきた。

 申し訳ないけど雪華には先に帰ってもらい、俺達三人は高校から少し距離のあるファミレスへ向かう。

 雪華は束縛がある子ではないから平気。ただ、内容を聞かれたら答えられる範囲では答えてあげる。


 〜ファミレスにて〜

 厳さん「どうした、昌史。改まって」

 昌史「ああ。実はな高校では柔道部には入らないことにした」

「どうしてだよ。()()()以来頑張ってたじゃないか」

 昌史「まあな。その頑張りは柔道部でなくてもいいと思ったんだ」

 厳さん「どういうことだ?今の時点だと意味がわからんぞ?」

 昌史「厳さんと友達になる前の義妹の()()は話したよな。それ以来柔道を頑張ってきたけど、体験入部で高校でやっていくには限界を感じたんだ。だから辞めるんだ」

「俺と同じく護身術を習うのか?」

 昌史「いや。俺は内宮みたいに体の柔らかさがないからな。逆に俺が怪我するかもしれない」

「確かに」

 昌史「だから、空手同好会に入ることにした。部活動ではないから大会とかは無く内輪のクラブだけど、武道は好きだからな」

 厳さん「後悔はないんだな?」

 昌史「無い!とキッパリ言える」

 厳さん「なら、俺からアレコレ口煩くは言わないよ。新天地で頑張れよ」

「俺も無いよ。ただ、悩みが出たら相談しろよ?」

 昌史「二人共ありがとな」

 厳さん「いいってことよ。さ、湿っぽい話はここまでにして飯喰おうぜ」

「「だな」」

 その後は厳さん憂鬱の体育祭の話やらで盛り上がり解散した。

夜(22時頃予定)に昌史視点の過去を投稿します。

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