端午の節句
今日は端午の節句。こどもの日と言ったほうが馴染みがあるかな?休日名にもなっているし。
我が家の一階には和室があるんだけど飾り物がある時はこの部屋を利用する事が多い。来客用の泊まる部屋でもあるけどね。
その和室には兜と室内用鯉のぼりが飾られている。デパートとかでの展示品では人形と一緒に刀とか様々な装飾品の一部として兜があるけど、ウチは兜のみ。人を見下したいママさんは『貧相ね』と言うかもしれないな。
でも、ずっと見てきた俺には他のよりウチのが最高と感じてしまう。それは朝輝も同じになるだろう、年の差はあるけどそこは兄弟。感性は似ているのだから。
そんな日の朝食は赤飯とお吸い物。お吸い物はひな祭りの時のようなハマグリを使用した豪華なものでは無く、ミツバと溶き卵のお吸い物。
赤飯に関しては、祝いごとの時は母親が作るというのが両親の家の方針らしく、俺には本当の作り方を教えてくれない。雪華と結婚して正式に俺の妻になったら、雪華に伝授するらしい。
でもさ、赤飯て美味しいじゃない。おこわみたいにもち米を使っているからさ。そういう時は俺が作った偽物が食卓に並ぶときもある。
昼飯はちまき。最近では様々なちまきがあるけどシンプルにもち米を三角おにぎりのようにして笹で包み、きなこと一緒に食べるちまきだ。
ちまきと言えばコレ。俺の中ではこれが一番ウマイと思っている。
夕飯は入学式以来のお寿司。でも食べるスタイルはいつも通りだ。
今日の湯船には菖蒲とヨモギが入っている。他の家は知らないけれど、菖蒲と一緒にヨモギも入れるのが、我が家流だ。
菖蒲と言うと見頃になるとテレビで放送される花菖蒲があるけど、あれの葉を入れるのではない。
花菖蒲はアヤメ科の植物に対して、本来の菖蒲湯はショウブ科の菖蒲を使用している、全くの別物。
あの独特なニオイも花菖蒲には無いので注意。
さて、そんな感じの一日だったわけだけどお気付きだろうか?そう、今日はどこかに出かけた様子がない。
というのもこの日は両家の祖父母がお祝いにやってくるのだ。まあ近所だしさ、会おうと思えばいつでも会えるわけだけどさ、来るんだわ。
で、以前はこことは違う場所に住んでいただろ?実はまだあまり面識が無いんだよ、雪華と祖父母は。だから事前に雪華には知らせといてさ、祖父母が来るけどどうするかって。
まあ、雪華だから平気とは言うけど少し困惑気味だったから夕飯までの間は鳳来さんと烏野さんと試験勉強という形で外出してもらった。
これは俺が事前に鳳来さんと烏野さんに打診していた事だけどね。その代わりに色々とお願いをされてしまったよ。あ、その場には雪華もいるから変な勘違いはやめてくれよ?
いずれはキチンと紹介するけどさ、その前にしばらく一緒にいるのは気まずいから出かけてもらったわけ。俺の両親もその事に関して文句は言ってないので安心だ。
お詫びとして連休最終日の明日は一緒に釣りに行く。
ターゲットはギンポ。天ぷらにすると美味しい魚だ。




