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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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デザートタイム

「では、お待ちかねのアイスにします!」

 そう宣言すると、拍手された。

「気になる味は蜂蜜ピンクグレープフルーツと蜂蜜ゴールドキウイになります!」

 雪華「ひろ君。キウイは知らないよ!」

「全部知ってたらつまらないだろ?」

 雪華「んもう」

 雪華も嬉しそうだ。

 笹嶋「それよりもどっちにするか悩む」

 明槻「眞代ちゃん。半分こしない?」

 烏野「そうだね」

 そんな片方の味だけ、みたいな空気を変えてやるんだぜ!

「皆、片方の味だけって誰が言った?おなかが大丈夫なら両方食べられますよ!」

 その言葉で一瞬の静寂のあと、大歓声へ変わる。

 下津木「ほんとに?両方いいの?」

「いいんです!量は多めに作ってきたので堪能して欲しい。では配るぞ」

 そう言って用意した紙の少し深めな器に、アイスクリーム屋で良く見るすくうやつ〈アイスクリームディッシャーのレバータイプ〉を使って入れていく。学校でも冷凍庫に入っていたおかげで少しだけ柔らかくなった程度だ。

 当然だけど、片方だけの人はいなかったよ。

「「「「「いただきまーす」」」」」

 鳳来「ん〜。グレープフルーツは甘酸っぱくておいしー」

 笹嶋「しあわせ」

 そんな感じの感想が聞こえてくる。


 蔵持先生「これは焼き肉あとにはピッタリですね。口の中がサッパリします」

 多澤先生「しかも、果物アイスでありそうでないものをチョイスしているのもすごいですよ」

 よしよし、先生方にも評判良さそうだな。


 桃瀬「内宮君。これ、詳しい材料は何?」

「果物の果肉と蜂蜜だけだよ。果肉を大量に使っているから、少しツブツブな食感あるだろ?」

 明槻「贅沢アイスだ!」

 桃瀬「うちで生産している桃で作って欲しいと言ったら作ってくれる?」

「いいよ!ただ桃の場合甘みが強いから蜂蜜ではない別の甘味にするか、そのままストレートにするか悩むね。早摘みの多少固さのある桃なら蜂蜜でいけると思うけど、試作はかなり必要かな。例えば桃缶ならシロップも一緒にすれば楽だけどさ」

 桃瀬「なるほどね」

 桃瀬さん家は桃農家って言ってたもんな。こだわってあげたほうが喜ぶだろう。


 笹嶋「もう無くなっちゃった」

 少し残念そうな笹嶋さんに追撃。

「笹嶋さん、おかわりいる?雪華もおかわりいるだろ?」

 雪華「じゃあキウイで」

 雪華の器を受け取り入れて渡す。

 笹嶋「両方はだめ?」

「もちろん、いいよ」

 そう言って両方入れてあげる。

 先生方はピンクグレープフルーツが気に入ったようでおかわりしてきた。


 そんな感じで盛り上がっていたので他の班にも俺達の班がアイス持参だったのが知れ渡りかなり悔しい思いをしていたのを後日知るのだった。

 他クラスの様子?そこまでは知らないよ。

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