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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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バーべキュー開始

 午前の授業を乗り越えてバーべキュー場へと向かうお時間になりました。

 今頃教室では担任の九條先生から最後の諸注意とバスへの案内がされているだろう。

 俺は蔵持先生と一緒に調理室に来て、食材の回収をしているところだ。教室へは戻らずに蔵持先生と一緒にバスへと向かう。


 バスは順調に進み会場へと到着する。

 ここからは事前に提出した班行動になる、がその前に。

「蔵持先生、貝はここで渡したほうがいいですかね?」

「そうですね。班での作業もあるので、ここで受け取りましょう」

 ということで、ここで先生に頼まれていた分の貝を渡し、代金をもらう。


 会場は自然豊かというより整備されている公園のような場所だ。

 俺達は水道がある場所から比較的近い場所を確保できたので早速作業にとりかかる。

「昌史の肉はバス内から常温に戻しているけど、焼く前までここに置いとくから注意しといてな?」

「わかった」

 女子組は食材の受け取りに、男子組は炭に火を着ける作業だ。


 3Kgの炭が配布されたのでテーブル型コンロへと持ち帰る。厳さんには()()()()。新山君は着火剤と()()()と火付けライター。昌史は見張り番。

 コンロの中に着火剤を()()、上に炭を乗せて皮手袋を着用してからライターで着火剤に点火。最初の炭に火が着いたのを確認したら炭を補充していき完了。あとは随時、炭の補充をしていけば大丈夫だろう。テーブルは繋がってるけどコンロ部分は二手に別れているので、食材を移動しておけば常に楽しめる仕様だ。


 新山君には先にジャガイモを洗いに行ってもらった。

 網をはずしているうちに置いときたいからね。

 その間に女子組も配布された食材を持ち帰ってきたので、女子と一緒に野菜の下処理に行く。昌史と厳さんは火の見張り番。


「見張りありがとね。ジャガイモ置いたら本格的に始めようか」

 厳さん「おう! ん?何だかピーマン多くないか?」

 新山「すいません。最初一人だったので押し付けられました」

 笹嶋「内宮君には失望した。人数分のピーマン確保できたと喜んでるの。ピーマン苦手なのに」

「まあまあ。網焼きだからこそ出来るピーマンの肉みそ焼きを作るからさ」


 そんな感じで始めようとしたら隣のテーブルから…

「バーべキューでの定番スイーツ、焼きマシュマロと焼きりんごを作るために持参しました〜」

 と、他クラスの男子が宣言して女子が黄色い悲鳴を上げたのが聞こえてきた。

 鳳来「うちら、そういうの忘れてたじゃん」

 桃瀬「確かに、スイーツ系ないよね」

 雪華を除く女子組に少し()()()()とした空気が流れる。

「デザートならあるよ?」

「うん。焼き肉あとの口がサッパリするデザートをひろ君持参してるよ」

 その言葉で一斉にこちらを見る班員達。

 笹嶋「な、何を持ってきたの?」

 感極まったのか、震える声で尋ねる笹嶋さん。どうすっかなあ、と雪華を見ると。

「内容はまだ秘密にして、種類だけ言えば?」

 なるほどね。そうするか!

「持ってきたデザートはね。 アイスです!」

「「「「「アイス!」」」」」

 明槻「嘘じゃないよね?」

 雪華「嘘じゃないよ。あたし今朝、同時に作った家族用を試食したし」

 笹嶋「神はいた!」

「だからさ、焼きスイーツは無いけどアイスはあるからバーべキュー楽しもうよ」

「「「「「断然アイスが上!」」」」」

 鳳来「! だからメッセージで金属製スプーンの持参を呼びかけたのね?」

「そういうこと」

 下津木「ふおおお。焼き肉あとの楽しみが爆上がりよお」

「じゃあ。始めよっか」

 そう言いつつまずは下処理した野菜とキノコを並べはじめるのだった。

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