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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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連絡事項

 放課後に先生と確認した内容を共有する為にメッセージを送る事と土曜か日曜に買い物に行く事を連絡しておいた。

 班員が11人いる俺らが最大班になっているらしい。女子率が高いけど新加入の三人は男子からの印象は悪いらしく、文句を言ってくるヤツはいない。新山君を使い勝手のいい駒扱いにする予定のヤツらはいたようだったけど。


 〜放課後〜

 俺と雪華、鳳来さんの三人は近くの空き教室へと来ていた。

「内宮君、わざわざすいません」

「いえいえ、教室にはまだ人がいますし」

「それでこれが頼まれた内容と分量ですね」

 そう言われてメモされた用紙を確認させてもらう。

 なるほどね。そう言うことですか。

「はい、鳳来さんこれ。事前に構えてて良かったかもよ」

「どれどれ? これ、うち達の班の人数だと中学の再現じゃん」

 雪華も鳳来さんが持つ用紙を横から覗いてる。

「先生、俺ら以外にも冷蔵庫申請はあったのですか?」

「いえ。ありません」

 鳳来「でもさ、現地で追加購入はできるし平気じゃないの?厳田が言ってたように観光地価格だけど牛肉系もあるし」

「そうですね。なので、九條先生とも話し合って帰りのHRで告知しました」

 そうなのだ。とはいえ俺らが最大班の時点でお察しなのだが他の班は女子のみならば足りるような量ではある。

 鳳来「鉄板はあるね、焼きそばは可能みたいだけど別途料金かあ」

「そこは、班のみんなと考えようか。こちらは大丈夫ですが、先生から何かあるんですよね?わざわざ教室を避ける理由が」

 俺がそう言うと雪華と鳳来さんが「え?」と驚く。

「察しが良くて助かります。実は内宮君にお願いがあるんですけど、私にもヒオウギ貝をわけてくれませんか?」

「ほほう?先生はこの貝の良さをご存知なんですね?」

「これでも、漁師町とは言わなくても海辺の町で育ちましたからね。海鮮系にはうるさいですよ」

「なるほどなるほど。先生がお望みなのはバーべキュー場でですか?それとも自宅用ですか?」

「自宅用と言いたいところですが、バーべキュー場で」

「何枚欲しいですか?」

「あれば三枚ほど」

「わかりました、いいですよ。職員特権で冷凍庫の使用が認められているのであれば自宅用に枚数増やしますよ?」

「いえ。そこまでは申し訳ないので。お値段はいくらですか?」

「生徒から買うのは大丈夫ですか?」

「教頭には報告済ですので大丈夫ですよ」

「わかりました。では、一枚130円なので390円お願いします」

「そんなに安くて大丈夫ですか?」

「家庭用に大量購入したので大丈夫ですよ。お金は後日でお願いします。前払いは少額とはいえ、マズイかもなので」

「個人購入なので大丈夫なのですが。わかりました」

「殻はどうしますか?班員用は貝柱があるほうだけにして持参するつもりですが」

「私のもお願いしていいですか?あと貝殻が欲しいのですが貰えますか?」

「いいですよ。では殻の半分も持ってきます」

「では、私からもこれで終わりです。石嶺さんと鳳来さんも何かありますか?」

「「いえ。ありません」」

「では、当日持参しますのでお楽しみに。失礼します」

「「失礼します」」

 俺達は教室から出ていく。


 雪華「先生も海鮮好きなんだね」

「だね。美味しい貝の名前を聞いて我慢できなかったんだろうな」

 鳳来「うちも食べるの楽しみになってきたよ」

「おう!期待しててくれ。じゃあグループメッセージ送るか」

 鳳来「もう送っといたよ」

「はやっ。返信確認してみるか」

 すると女子組からは了解のスタンプが送られてきている。こういうのって女子は早いよね。


 その後は鳳来さんと相談して、クーラーボックス持参の俺が土日に買い物に行くことに。雪華も一緒なので、指輪を着けてのデートになった。

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