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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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確認

 色々と提案をした翌日、金曜の朝のHR後に副担任の蔵持先生に声をかける。

「蔵持先生すみません。来週のバーべキューのことで少しだけいいですか?」

「はい。どうかしましたか?」

「冷蔵庫の使用許可をお願いしたいです」

「食材は何か聞いてもいいですか?」

「海鮮と肉類です」

「わかりました。これは個人の興味なのですが、何の海鮮か決まっていますか?」

「はい。ヒオウギ貝というホタテに似た貝です」

「! 内宮君。放課後少しだけ話いいですか?」

「では先生、こちらからも質問なのですが、実は班員が11名いますので、野菜と肉の量の詳細と現地での追加食材の有無を教えていただけると助かります。それと、鉄板の有無もついでにお願いできますか?」

「わかりました。調べておきましょう。班員の名前を教えてもらえますか?」

「はい」

 俺は先生が持ってるプリントの裏に班員の名前を記入する。

「このメンバーで楽しむ予定です」

「! この三人は先日の調理実習で少しトラブルがあったと聞きましたが平気ですか?」

「女子側の言い分のみを信じれば、俺らの班ではトラブルはありませんので安心して下さい」

「そうですか。では放課後よろしくお願いしますね」

「わかりました」

 下津木「ちょっと内宮君!先生と何の話ししてたのよ?あんたまさか、石嶺さんを裏切る気じゃないでしょうね!」

「うわ!ビックリした!先生と話ししてたのはバーべキューの冷蔵庫使用の許可申請だよ」

 下津木「あらそうなの?ごめんあそばせ」

 そう言って、アハハと笑いながら立ち去る。


「新山君ちょっといいかな?」

「どうしました?」

「あのさ、下津木さんだけど会うたびに話し方が違うけど、多重人格者なの?」

「あ〜違います、違います。多重人格ではないので安心して下さい!僕、2次元コンテンツが好きなんで彼女ったら色々な喋り方や性格に変わってくれるんですよ」

「俺も幼馴染が彼女だから言うんだけど無理させてない?」

「そこも心配無用です。彼女レイヤーなので」

「あ、そうなんだ。もし、気分を害してたらごめんね。ちょっと気になって」

「・・・。内宮君は僕らのことを知ってもバカにしないんですね」

「バカにする?何で?」

「いや、ほら、世間ではオタクでしょ」

「俺だって広義で言えばオタクだよ。だって、下津木さんの変化に気付いてるわけだし」

「! 確かに」

「俺としては幼馴染を彼女にもつ者同士、仲良くしたいとも考えてるからさ。じゃあ」


 〜新山side〜

 驚いた。茜ちゃんの変化に気付くなんて。彼女はキャラ作りの一環で性格変えてるけど、ちょっと話し方変えた?位しか言われないって言ってたのに。

「爽ちゃんどしたの?内宮君と話してたみたいだけど?まさか、オタクだったのか!ってバカにしてきたの?」

「違う、違う。茜ちゃんが会うたびに話し方違うけど多重人格なのか確認に来たんだよ」

「それって、性格も変えてるの見破ったの?」

「そうだね。そして、無理させてないか心配してたから茜ちゃんがレイヤーしてるって言ったら納得してたよ」

「ちょっと!勝手にレイヤーのことバラさないでよ!」

「あ。ゴメン」

「てか、レイヤーへのツッコミなかったの?」

「うん。特には」

「他には何か言ってた?」

「幼馴染が彼女同士仲良くしたい、って」

「ねえ、爽ちゃん。この学校に来て良かったね」

「そうだね。()()に出会えたかもしれないね」

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