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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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それぞれの土曜

 雪華と鳳来さんと烏野さんが調理実習をきっかけに更に仲良くなった。

 それに、知らぬうちに俺の評価が急上昇らしい。調理実習はクラス内で様々な反応があった模様だ。


 そんな週末に雪華は鳳来さんと烏野さんの三人で出かけるという。何でも二人もバイトを考えているらしく、どうせなら一緒に面接してみよう。ということになったらしい。

「それ、大丈夫?誰か受からなかった場合、気まずくなると思うのだけど?」そんなことを聞くと、まだ探してる段階だし後から考えるってさ。


 そんなわけで土曜は雪華とは別行動。

 ならば、俺は庭の家庭菜園の手入れしちゃいますかね!

 まずは、今まで頑張ってくれてたスナップエンドウとキヌサヤエンドウを根ごと刈り取る。

 ここには()()()を育てる予定だ。

 次に、俺の背丈で楽な姿勢で収穫できる棚の作製をする。わかりやすく言うと観光ぶどう園のぶどう棚の簡易版だな。ここには、ハヤトウリを植える。同じウリなのにさっきと場所が違うのは、生育旺盛だからだ。正直少人数家庭だと食べ切れないほど収穫できる。ウチですら最盛期には毎日食卓に並び飽きてくるほどだ。それでも作るのは初期の頃の季節を感じる“コレコレ感”があるからだろう。

 次はジャガイモの()()()()。何を言ってんだ?と思うかもしれないが、ジャガイモはホームセンターで売られている野菜の栽培用土の大袋そのままを使い栽培する。

 ウチってジャガイモの使用頻度がすごく高いから、栽培する程度じゃダメなんだけど俺が栽培するのは変わり種。中が紫や濃い黄色等、一般には販売されないものだ。ただ、収穫しても食べれるのは2・3度だけ。主にポテチにするんだけど人数と勢いがすごいからさ。でも、色鮮やかなポテチもいいもんだよ。

 畑を整え終わったら、今度はウリ類を種まき用の箱に播種して終了。キュウリはもちろん、まくわウリもあるぞ!スイカとメロンは苗を購入している。


 実は庭の片隅にはイシガメを飼育している。

 もちろんペア飼育なので子ガメも見れる!

 実はこれ、まだ雪華に内緒なんだよね。教えたときにどんな反応するか楽しみだぜ。


 その後も今日は事前に三人で出かけると聞いていたので、注文していた生餌の到着やこれからの季節に向けての水槽の立ち上げ準備とかで時間は有効に使わせてもらった。


 とはいえ、慣れた作業なこともあり数時間で終了。その後に双子が近所の公園に行きたいと言うので、母さんと一緒に向かう。

 母さんはママ友と近場のべンチで会話。

 俺は砂場で双子と一緒に山を作り、トンネルを開通させている。

 ところで、双子が使っているお砂場セットは愛美は彩夏の朝輝は俺のお下がりだ。

 俺のは流石に十数年経ってるしウソだろ?と思うかもだけど、本当。

 こんなに年が離れるとは想像していなかったけど()()はあったから、少しいいモノを買い、俺が使ったあとは手入れしていたらしい。

 ちなみに二人が使い終わると父さんは手入れしてるんだよね、俺のは流石に限界が近づいてる気がするけど。仮に壊れても父さんの性格上残しておく気がする。俺ら二人の思い出として。


 その日の夜、雪華から近いうちに烏野さんと鳳来さんに調理実習で作れなかったポタージュの作り方を教えてあげてと相談された。

 潮干狩りの予定次第だから、と日時は保留にさせてもらった。

明日は雪華視点です。

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