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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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洋菓子店の記念セール

『みんな、ありがとうね。約1か月の間一緒の時間を過ごせて楽しかったよ。元気でね』

『先生行かないで』

『もう遊べないの?』

『やだよー』

 彩夏のボイスレコーダーには教育実習生とのお別れ会が終わった後の別れの挨拶で泣き声とかが録音されていた。彩夏は泣いていないようだけどね。

 ちなみにお別れ会はクラス全体でワイワイとゲームやら何やらしていた模様だ。ザワザワした感じしか録音されていなかったので何をしているかまでは不明なのが残念だった。


『先生いなくなるの寂しいね』

『そうだね。昼休みに遊んでくれてたのに』

『お別れで渡した物、大切にしてくれるといいね』

『『『ねー』』』

『男子ってばイモムシを渡すなんて何を考えてるんだか』

『男子ってばサイテー』

『ところで、パンツ好きの先生はどうなったのかな?』

『しらなーい』

『中学校のマッスルダンスに出てから見てないよね』

『あの先生も終わりなんでしょ?よかったよね』

『『『ねー』』』

 下校中の会話の様子だと女児のパンツ好きは学校に来なくなったのかな?ま、彩夏がイヤな思いをしなくなるのは良い事だし、彼の事は忘れるとしよう。イメージ映像としては、青空にパンツ好きが笑顔でサムズアップをしながら薄れていくのを“無茶しやがって”と見ている感じで頼むわ。


 彩夏が教育実習生を見送り、俺が鳳来さんからトウモロコシと枝豆を貰った翌日の土曜日からの連休は雪華のバイト先である洋菓子店で記念セールが開催される。一応俺も列整理が発生した場合に備えて事務所に待機して欲しいと姉御先生に頼まれているので雪華と一緒に向かう。


「美夜子ちゃんに貰ったトウモロコシと枝豆美味しかったね」

「鳳来さんには感謝だな。折角だし今晩はトウモロコシごはんで、明日の晩飯は枝豆ごはんの予定だ」

「うわー。それも楽しみかも。 ところで、今日からの記念セールって忙しいのかな?一応全員出勤みたいなんだよね」

「今日は大人気のシュークリームだろ?雪華達高校生組が学校やテスト期間で不在の時に店内にいる店長や姉御先生の身内の方も作業場にいるみたいだから仕方無いよ」

「それに、記念セールの告知は店内ポスターのみだけど、先日発売のタウン誌に紹介されただろ?それもあるんじゃないか?」

「なるほどね」

 そんな会話をしつつ、店に到着する。


「内宮悪いな」

「いえいえ。お昼ご飯をご馳走になるんだし平気ですよ」

「今日の客入り次第ではセールのある連休中頼むことになるんだが平気か?」

「前から打診はされていたので予定は無いから平気ですよ。テストも終わってますし」

「そうか。ありがとな」

「事務所に子供用のスぺース出来たんですね」

「事務作業が主だけど、これで何かあれば店内作業のへルプも可能だ」

「保育園には入園させないんですか?」

「1歳になったら入園するぞ。内宮の妹弟のいる保育園だからよろしくな」

「そうなんですね。あそこの園なら近場だしいいですね」

 姉御先生と会話をしていると開店時間が近づいてきたので、店内へと向かいブラインドを上げる作業をしている去年と同じ光景があった。


「姉御先生、ミーティング中すみません。開店待ちで並んでいる方達が15名ほどいます」

 鳳来「そんなに!?」

「なので、俺は一旦列整理してくるんでお願いしますね」

「わかった。内宮頼むな」

 外側に出た俺は店員である事を並んでいる方達に伝えて迷惑にならない感じに並んでもらうのとシュークリーム目当ての場合も数は用意してあるのを伝える。殺気立ってる感じでは無いけど一応念の為にね。


「ありがとうございましたー」

 列の最後に並んでいた人が店外に出たのを見送り、事務所へと戻る。

「とりあえず、開店待ちの行列は無くなりましたよ」

「そうか。ありがとな」

「やっぱシュークリームは一番人気なだけありますね。大幅な値引きじゃないのに開店待ちとは」

「それだけ支持されてるんだ、ありがたいことだよ」

「「「お疲れ様でーす」」」

「お疲れ様」

 明槻「内宮君も列整理お疲れ様」

 外は暑いので水分補給をしながら姉御先生と話しをしていると、行列が終わったから待機組になった人達が入ってきた。

 今度からは店内から外が確認出来るので、混雑しそうな場合は報告してもらうことになっている。


 開店待ちの行列以外は店内の多少の混雑はあったけど外での行列は出来なかった。ただ、シュークリームの焼き上がり時間の告知や焼き上がったタイミングでは俺も外に出て宣伝を行い、本日の閉店時間となった。


 店長「今日はみんなお疲れ様。値引きのシュークリームだけじゃなく、定番のケーキ類もいつも通り完売しました。明日もよろしくお願いします」

「姉御先生。明日も待機したほうが良さそうですね」

「そうだな。お願いしてもいいか?」

「もちろんです」


「「「「「お疲れ様でしたー」」」」」

 俺も含めたバイト組全員が事務所を出てそれぞれ帰路につく。


「今日は久しぶりに疲れたなー」

「お疲れさん。明日も頑張ろうな」

「うん!」

 記念セール1日目は大盛況で終わったのだった。

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