内宮班は勝ち組です
『ナイス!バルク』
『ナイス!バルク』
『ナイス!バルク』
『マッスール』
中学校であったバザー翌日、月曜の彩夏のボイスレコーダーには男子の筋肉かけ声が数多く収録されていた。当然だよな、男子小学生が好きそうなネタ満載のマッスルダンスだったんだから。
女子のほうはチアダンスとかのマッスルダンス以外のダンスの話題が多い印象だ。
当日一緒になった彩夏と彩夏の友達は俺に奢ってもらったフランクフルトの話題が朝に少しあった程度だった。
そして、女児パンツ好きの実習生は寝込んでしまって月曜は登校していなかったみたいだ。直接聞けた話しではないんだけど、マッスルダンス中の壇上にいたんだから同じ小学校に通う兄弟姉妹を通じて動向が各学年に共有されてもおかしくはないからな。ま、俺としては彩夏を悲しませた分の復讐は果たせたかな。
「今日は昼前から雨予報だね。梅雨入りになるのかな?」
「どうだろうな。今週の土日のどちらかは中カブを収穫したいから雨は降って欲しくないんだけどな」
「彩夏ちゃん達に収穫させたいから?」
「そゆこと」
雨が降れば根の肥大によって割れる可能性もあるから収穫したいんだよね。小カブと違って量は多くないから全部収穫予定だし。最後の大カブは来週収穫予定で、これでカブの収穫は終わり。
「期末テストが終われば夏休みだね」
「そうだな。今年の夏休みは毎週水曜が釣りの予定となってるのが面白いよな」
「そうだね。釣り倶楽部での釣りもあるけど、デートの釣りも忘れないでよね?」
「もちろん! ただ、前から話しているようにガサガサもするけど飼育用に持ち帰るのは厳選するからよろしくな。去年、一気に増えたからさ」
「短命な種類以外、みんな元気だもんね」
「そゆこと」
来週から早くも期末テストに向けての日々になり、その後は待望の夏休みとなっております。
「期末テストは抜かりないな」
「ああ。テスト期間中の2週間はずっとアニキのマンションで勉強合宿だからな」
「俺達が上位を席巻する日が来るとは、な」
「もしかしたら数多の女子からの告白大会となる可能性も…」
「告白してきた女子は?」
「もちろん全員持ち帰りで」
「「「「「げへへへへへ」」」」」
教室でも雪華と夏休みについて話し合っていると、俺達オネエも女子もウエルカム組がまたもや下衆な話しを普通に喋っている。仮に成績上位になったとしても悪評の数々が出回っているから告白大会なんて無理なんじゃないの?と思いつつも気になるので引き続き聞き耳を立てる。
「勉強合宿とはいえ、夜は毎日激しいオネエさんの相手だろうから大変だよな」
「確かに」
「俺は不安だよ。覚えたことがおケツによる幸福時間で頭から消えそうでさ」
「お前。本当にケツ好きだよな」
「そういうお前だってケツ好きじゃねぇかよ」
「俺が好きなのは一人だけ。あの人のケツを味わったら他の人のは有象無象だよ」
「なんだと!他の人のを愚弄するのは許さんぞ」
「いいだろ別に!」
「二人共ヤメないか!これは俺達が将来、ダイナマイトボディの女子に出会った時の予行練習も兼ねているんだから」
「そうだぞ!みんなで楽しむんだからな」
「すまん」
「悪かった」
何だろう?昼間は普通に学校があるから勉強するなら夜になると思うんだけど、その時間はオネエさんの相手ってことは勉強する時間は無いんじゃないの?
勉強合宿と聞いてクラス内上位と思われる人達は身構えたみたいだけど、良く聞くと俺と同じ考えになったらしくホッとしているようだ。
「成績上位になれば親からの文句は無い」
「去年は無かったパラダイスの可能性も」
「数多の女子が俺達を求めてくるのが想像出来る」
「今から楽しみだぜ……じゅるり」
「「「「「うひゃひゃひゃひゃ」」」」」
厳さん「俺達、恋人がいて良かったな」
昌史「恋人がいなくても、ああはならんだろ」
「あれが陽の人達なんだよ、きっと」
厳さん「まじかよ、陽は恐ろしいな」
「しかも、俺達のクラス実習生だったチャラ男みたいに来る者拒まずの精神みたいだからな」
昌史「俺には義妹さえいればそれでいいから、理解不能だな」
「俺も愛する雪華だけいれば満足だよ」
厳さん「俺も義姉ちゃん以外考えられないな」
内宮班は班員全員恋人持ち。
同学年の間では『俺達ですら彼女がいないのに何であいつらがいるんだよ』と思っている男子や『パッとしないのに何で彼氏がいるのよ!』と思っている女子がいると鳳来さんが言っていた。
はっはっはっ。羨ましいだろう!




