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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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中学校でのバザー

 日曜日。残念ながら雪華はバイトなんだけど。

「おにいちゃん、食べ物が色々あるよ」

 中学校で開催されているバザーに彩夏と一緒にやってきた。実はバザー以外にもキッチンカーによる飲食店や体育館では発表会などの催事も行われている。バザーだけだと集客は少ないからイべントの一部でバザーを開催していると言ったほうが早いかもしれない。


 バザーのほうを軽く見たけど、多いのはタオルや調味料セットだな。珍しいのだと図鑑セットや辞書セットなんてのもあった。仮に俺が中学時代にバザーに出品するのを求められた場合は何も無いな。今もそうだけど、当時は妹弟が幼いのもあってタオルやバスタオルは何枚あってもいい状況だったからさ。

 それに、自分達の利益にしたいなら芝生広場でたまーに開催するフリマのほうに出品するだろうし。


 彩夏も欲しいのが見当たらないから早々に催事エリアへと来て楽しんでいると。

「「「あやかちゃんとお兄さんだ」」」

 と彩夏の仲良しな友達に声をかけられる。

「みんなも来てたんだね」

「うん。あたしはお母さんと一緒だけどね」

「「あたしも〜」」

 彩夏達がキャイキャイしながら話しているのを聞いていると、どうやら母親達はバザーエリアを見ているらしい。そして俺達同様飽きた子供を催事エリアで遊ばせる事にしたみたいだな。


 俺は少し屈んでから。

「これからフランクフルトを食べに行くんだけど、皆も一緒に食べる?」

「食べたいけど、お金ないです」

「「あたしも」」

「大丈夫。お兄さんが奢ってあげるから行こうか」

「「「ありがとうございます」」」

 そう言ってぺコンと頭を下げる彩夏の友達にほっこりしながら向かっていたんだけど、楽しそうに俺の前を歩いていた彩夏達が突然俺の後ろに隠れるような位置になった。


「どうかしたの?」

 疑問に思って聞いてみると。

「あそこにいる赤いシャツを着ているの先生なんだけど、いやな先生なんです」

「! もしかして教育実習に来ている先生かな?」

「うん」

「はい。あたし達のパンツを見てくるんです」

「お兄さん、どうしよう」

 向こうからだと少し死角になる位置に移動して相手を見ると赤のアロハシャツに白のズボン、そして望遠レンズの付いたカメラを首からぶら下げている。


「みんな、ちょっとだけここに居て。絶対に移動したら駄目だよ?すぐに戻るからね」

「うん」

「「「はい」」」


 俺は男性に運営側を装って、声をかける。

「ちょっと、お兄さん。キッズダンスの密着カメラマンの方ですよね?」

「え?いや、あの」

「着替え終わりの連絡を受けましたので、戻って下さい。軽くリハーサルをするそうなので、見せパンになっているかどうかの確認もお願いしますね」

「お、おう。任せて下さい」

 そして、体育館脇にあるドアを開けて。

「みなさ〜ん。()()()()の方なのでお願いしま〜す」

 そう言って教育実習生の男性を中に入れたらドアを閉める。あとはダンスの時間を楽しみにしていよう。


「みんなお待たせ。それじゃフランクフルトを食べに行こうか」

「あ、あの、先生は?」

「先生は飛び入りでダンスをする事になったから、食べたら体育館に見にいってみようね?」

「「えーっ」」

「楽しい事になると思うから、ね?」

「じゃあ、少しだけ見てみる」

 そんな会話をしながらフランクフルトを販売しているキッチンカーで全員分を購入する。お金を払うのは俺だけど、フランクフルトは自分で受け取ってもらう。そのほうが楽しいもんね。


「「「「「いただきまーす」」」」」

 べンチは無いから立ち食いになるけど、こういうのはこれでいいんだよ。肝心のフランクフルトだけど肉汁たっぷりでとても美味い。俺と彩夏はぺロッと食べ終えたけど友達はまだなので焦らないで食べられるように気を使ってあげる。


「「「「「ごちそーさまでした」」」」」

「じゃあ、体育館へ移動してダンスを見ようか」

 そう言って体育館へと向かう。今日は一般開放されているのもあって土足でOKなんだけど、明日掃除するのは学生なんだろうね。


『続きましては、駅前ジムの有志のみなさんによる筋肉喜ぶマッスルダンスです!ポージングが決まりましたら「ナイス!バルク」と声かけをお願いします。ではどうぞ!』


『『『『『マッスール』』』』』

 登場と同時に太鼓のドーンと音と共にサイドチェストを華麗に決める。あ、太鼓の音は録音です。

「「「「「ナイス!バルク」」」」」

 観客側も司会のお姉さんに言われたように、かけ声をする。なので、一気に盛り上がったので楽しくなりそうだと思っていると。

「ねえ、あれってイヤな先生じゃない?」

「ほんとだー」

「お兄さんが言ってた、飛び入りダンスってこれだったんだー」

 そんな会話が聞こえてくる。当然ここには彩夏達が通う小学校の生徒の大多数も来ているので。

「センセーだ!」

「センセー」

 といった声も聞こえてくる。そんな先生の格好は白地に赤のハートマークのトランクスのみ。ギャグマンガで見るようなトランクスに笑ってしまう。それに、マッスル達は日焼けして黒く仕上げているので先生の白さも際立っている。そんな先生は現在、漫画の表現で言うと白目で魂の抜けた放心状態で両腕をマッスルに組まれて逃げられない状況だ。


 マッスルダンスのほうは、深夜ア二メの曲にありそうなノリノリの曲で踊りながらのポージングで観客のかけ声もあるから、一体感があってすごく楽しい。彩夏の友達も行くのを渋っていたのが嘘のように楽しんでいたからな。


 マッスルダンスが終わり、待ち合わせ場所だと言う校門近くに行けば、それぞれの母親がいたので軽く挨拶してから別れる。

 俺と彩夏もキッチンカーでお土産を兼ねた晩飯のおかずを多数買ってから帰路につく。

 実習生に対しては、彩夏の担任の先生に協力を仰ぐプランは早々に消滅してたけどいい感じのお仕置きが出来たんじゃないかな。明日以降の様子が楽しみだなと思いながら、彩夏と手を繋ぎながら帰宅したのであった。


 それと。

《真広君と恋人としてお付き合いすることになりました》


《無事に眞代さんと付き合うことになったからよろしくな》


 と、真広が通う高校の文化祭での真広の告白が成功したみたいで、二人から恋人になったメッセージが届くのであった。

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