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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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俺達の戦いはこれからだ!

「キューちゃん、おやつの虫だよ」

「クゥ!」

 キューちゃんが我が家に来て約1か月。体格は成鳥だけど、甘えん坊な九官鳥となっている。正直ここまで懐くのは予想外で文鳥やインコレべルの手乗り鳥になっているのだ。妹弟達が飽きること無くいつも遊んでいるおかげだろうね。


 朝食が終わってから登校までの短い時間に彩夏がキューちゃんに蚕の幼虫をあげている。蚕の幼虫は雪華が飼育している爬虫類や俺の両生類なんかのエサとして各サイズを購入しているんだけど、キューちゃんに与えて喜んでからは終齢近くの大きなのをおやつとして与えているんだよ。

 蚕といえばエサは桑の葉が有名だろ?ウチでも実を収穫するのに栽培しているけど、最近の餌用での蚕の維持飼育では生の桑の葉を与える必要は無くて人工飼料があるから楽にキープ出来るんだよ。ありがたいことだよな。


 雪華が妹弟達がキューちゃんに幼虫を与えているのを見ながら。

「ジャンボミルワームの必要無かったよね」

 と言ってきた。何であの時はジャンボミルワームに拘ったのか自分でも不思議なんだけど、購入した店の店員さんに「おやつとしてミルワームを数匹与えてあげて」と言われたからなのかもしれない。

「だな。市販で簡単に入手出来るのは確かにミルワームだけど、ウチの場合はもっと幅広い提供が出来るのを失念してたんだよ、情けない」

「あの時はジャンボミルワームサイズの蚕の幼虫のストックがいなくて小さいサイズばかりだったんだから仕方無いよ。あたしだって「蚕の幼虫はどうなの?」って提案出来なかったんだしさ」

「ありがとな、慰めてくれて」

「それが妻の役目ですから」

 そんな会話をしながらも妹弟達によるキューちゃんのおやつタイムを見届けたし登校しますかね。


 さて、今日は教育実習生の最終日なので昼休憩後に全校集会が開かれて別れの挨拶が行われた。本当はそんな予定は無かったらしいんだけど、実習生を装った事件以降は重い雰囲気がずっとあったので最後くらいは学校全体で送り出そうという事になったらしい。

 その後は通常授業なんだけど、実習生が担当したクラスでは最後の授業風景となり俺達のクラスはHRが最後となった放課後。


「キミ達はいつも()()()()の話しをしているよね?どういう関係なんだい?」

 と俺達のクラス担当の教育実習生が俺達兄貴との別れが寂しい組に聞いていた。

「俺達と()()()()()の関係すか?夜の関係すね」

「な、何だって!?その関係に俺も入れてもらう事は可能かな?」

「アニキが一緒なら心強いや!最近は調教が多くて大変だからな!」

「ちょ、調教だと?一体どんなプレイをしてるんだ君達は」

「1対多人数だから大変なんだよ。金曜や土曜は朝方までやるから、流石の俺達もキツくて、な?」

「そうだな、調教の時は本当にキツいよ」

「普段もハードだけどな」

「「「違いない」」」

「俺はいま感動している!この学校に実習生として来て本当に良かった!俺はキミ達に会うためにここに来たんだ」

「ううっ。そこまで言ってくれるなんて嬉しいぜアニキ!」

「ところで今日は金曜だ、その集まりは今日もあるのかい?」

「今日も明日もあるけど……」

「うむ。ならば今日と明日は俺の部屋でやるといい!俺のマンションは広めで部屋数もある。防音もしっかりしているから大丈夫だぞ」

「おお!ならばアニキがオネエさんにわからせてやって下さいよ!」

「もちろんだ!任せておけ!」

「「「ア・ニ・キ!ア・ニ・キ!ア・ニ・キ!」」」

「はーっはっはっはっ。では早速連絡先の交換をしよう!お姉さん達は何人いてもいいからな?今夜はオールナイトでのパーティといこう!」

「「「「「応ッ!」」」」」

「今日は俺達の宴の幕開けだ!」


 ………。

 何だろう?話しが噛み合っているようで噛み合っていない不思議な会話がされている気がする。ま、情報通の鳳来さんによるとあのチャラ男先生の毒牙にかかった生徒は幸いにもいなかったみたいだし、俺達同じ穴の狢組となって知らない所で楽しくやってくれていればそれでいいよ、うん。


「ひろ君、帰ろー」

「おう」


“教育実習編完! 今までありがとうございました。家バレしてしまうチャラ男先生の今後の活躍にご期待下さい”

 そんな打ち切り時のセリフが聞こえてきそうな会話を聞きながら教室を出るのだった。

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