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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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たけのこ掘り(雪華side)

 早いもので、週末。ひろ君には色々と驚かされている。“男子、三日会わざれば刮目して見よ”との言葉があるけど、体感させられると納得してしまう。


 今あたしは、ひろ君家族とたけのこ掘りに向かっている。こういう行楽ごとは、あたしも好きだからね。あたし達の年齢だと親との行動よりも友達優先の人が多いと思う。特に男子は。

 ひろ君は喜々として、参加している。その辺りは昔と変わらず安心できる。


 たけのこ園に到着すると和樹さんと凪咲さんが交代で動画撮影を始めた。普段は撮影はしていない印象があるけど、こういう時はやっぱり撮影するんだね。

 ひろ君は彩夏ちゃんと双子ちゃんにどのタケノコがいいか一緒に探している。妹弟達が納得したタケノコの最後に取る段階で一緒に手を添えて取らせて、まるで自分で取ったかのように双子ちゃんは喜んでいる。彩夏ちゃんには自宅から持参した()()()()で周りの土をキレイに取り払ってタケノコと地下茎を観察させてあげている。

 こういう事が、自然と出来るひろ君はすごいと思うし、魅力的だ。ますます惚れる。

 あたしは何もしていないと思うかもだけど、()()()()()()()()()()()を密かに入手している。ウフフ。


 結局タケノコは三個だけ掘って購入してたよ。


 次に、鮮直市場という場所に来た。市場と名前はついてるけど普通に二階建ての大きな店構えだね。

 中に入るとスーパーみたいな感じ。ただ、鮮魚売り場には大きな水槽があり、ひろ君が好きそうだと、すぐにわかった。あたしは、ひろ君と愛美ちゃんと一緒にいる。

 そんな中、彩夏ちゃんと手を繋いだ和樹さんがひろ君に何やら相談している。

 夕飯のおかずについてのようだ。あたしは愛美ちゃんが水槽に夢中なので一緒にみてあげていたから、詳しい会話は聞いてなかったや。

 鮮魚売り場から離れる時に()()とアジとかが買い物カゴに入っていた。


 途中、ひろ君から明日の予定を聞かれたけど友達もまだいないので、ヒマと答えたら昼過ぎからショッピングモールに行かないか?と誘われちゃった。

 明日はショッピングモールデートに決まった。


 その後、野菜売場で凪咲さんと今後のメニューについて話し合い。結局購入したのは鮮魚売場でカゴに入れた商品と県特産?のクッキーだった。


 帰宅後、早速タケノコはアクとりのために茹ではじめて、購入した魚の調理を開始していた。

 折角なので、ひろ君が魚を捌くところを見せてもらったけど上手かった。

 ()()を刺身にする時に、刺身包丁を顔の前に持ってきて『今宵の小鉄は血に飢えておるわ』なんてふざけて言っているのを、ポカンと口を開けて見ていた朝輝くんに笑ってしまった。

 捌いた魚の()()は明日出汁を取りホタテの稚貝と一緒にお吸い物にするんだって。


 捌くのに使った出刃包丁と刺身包丁は砥石で研いでから仕舞っていた。くすんだ緑色っぽいのが中砥石、レンガ色っぽいのが仕上げ砥石というそうだ。最初に中砥石で最後に仕上げ砥石で研いでいたけど、どちらもシャカシャカと小気味よい音を出していた。

 ちなみに包丁も砥石も入学祝いに貰ったんだって。家庭じゃほぼ一生ものだから大切にすると言ってる。


 夕飯はお刺身。カツオが苦手な彩夏ちゃんと双子ちゃんには悪いけどカツオのタタキ含めとても美味しかったので、ごはんを二杯もおかわりしちゃった♪


 そうそう、確保したトカゲとヤモリは飼育容器に入れてレオパの隣にちゃんといるよ。

 ひろ君に明日、生餌を分けてもらおうと思いつつ眠りの世界へ向かった。Hyvää yötä(おやすみ)

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