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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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家族での買い物

 今回の土日は両日ともに雪華はバイト。俺とのお出かけの為に土日のどちらかは休みにしてくれているんだけど。

「少しお金を稼いでおきたくて。ひろ君ならわかってくれると思うけど、これからの季節は突発的な入荷があるから備えておきたいの」

 との事だ。確かにこれからの季節は俺にとってもアレやコレやの販売が増えるしな、備えておくのは重要だ。俺だって生体整理の名目で収入増やしているし。


 彼女が不在の男子高校生なら男友達と遊ぶという選択肢があると思うんだけど、俺の男友達は全員彼女持ち。

 なので、自宅で色々な作業をしようと思っていたんだけど。

「あら、広也。暇そうね」

「うん、まあ、出かける予定は無いね。どうかした?」

「なら、買い物に付き合ってくれない?子供服の春物を数点買っておきたいの」

「彩夏の分?」

「全員ね。連れて行くから」

「愛美と朝輝のも買うの?彩夏と俺の()()()()は?」

「あんたねぇ、おさがりばかりは可哀想でしょ!」

「わかってるって」

「まったくもう」

 そんな訳で午後は家族で服の買い物となりました。おさがりばかりでは無く、ちゃんと新品も買ってあげるのがウチの両親なのだ。ちなみに古着は購入しないんだよ極端な話になるけどさ、おさがりになるだろ?だから買わないの。郊外住まいだしそもそも古着屋が無いんじゃねー?だとぉ?商店街に一軒だけあらぁ!品揃えはお察しだけどなコンチクショウ!あ、フリマの利用もしておりませんので念の為。


 父さんは残念ながら休日出勤で一緒では無いんだよ。ただ、明日の日曜は休みだし、振替での休みが取れるホワイト企業だから無理はしないから安心だ。


 さて、バスに乗って駅前商業施設の子供服売場へとやってまいりました。

「あっくんがこの服の柄を気に入ったみたいだけど、どう思う?」

 朝輝に試着してもらい、母さんと二人で検討をすることに。彩夏には愛美と手を繋いでもらっていたんだけど、俺がしゃがんだから二人して背中に抱きついてきた。オイ、コラ、ヤメロ!脇をつんつんするんじゃない!

 そんな妹二人を構いつつ。

「裾の部分を調節してあげれば大丈夫じゃないか?袖は五分袖じゃなく七分袖に近いし、全体的にダボっとしているけど部屋着なら問題無いだろ」

「そうね。これ位なら来年も着れそうね」

 という事で買い物カゴへ。


 その後も試着ファッションショーは続き、愛美と朝輝の部屋着を2点づつ購入。それと、外遊び用の服を格安ワゴンから数着購入した。外遊び用の服は来年は着れなくてもいいのでサイズぴったりで選んだけどな。

 彩夏はお気に召す服が無かったから購入していないので「夏服の時にだね」と言って頭を撫でておいたよ。


 今日は子供服しか買う予定が無いので、1階と2階にある食品フロアで買い物して帰ろうと思っていると。

「お母さん。何か食べたーい」

「「たべたーい」」

 と言い出したので。

「晩ご飯もちゃんと食べるって、お兄ちゃんと約束出来る?」

「「「出来る!」」」

「食べられなかったら、嘘ついたことになるからお兄ちゃんとは遊べなくなるよ?それでもいいね?」

「「…………ちゃんとたべる」」

 俺と遊べなくなるもんだから即答出来ずに悩んでいたな、可愛いやつらめ。関心なことに彩夏はお腹の見極めが出来るんだよね。


 という事で軽食フロアへとやって来ました。上の階には、ちゃんとした食事の出来るレストランフロアがあるんだよ、この施設。

「それじゃあ、わたしは期間限定のイチゴのスーパーデラックスパフェにしようかしら」

「子供の前でも容赦無いな」

「これを食べてみたかったのよ。それにスイーツを食べても晩ご飯もきっちり食べる見本になるじゃない!」

「そうなんだけどさ。女性に対してだと思うけど2〜3人前って書いてあるんだよね」

「今更何言ってんのよ!わたしがこの程度はぺロリなのは知っているでしょ?それに、広也も雪華ちゃんも食べられるサイズじゃないの」

「いや、まあ、そうなんだけどね」


 他に注文したのは、俺と彩夏が()()()イチゴのパフェで愛美と朝輝がイチゴチーズプリン。それと各種飲み物となりました。


 注文したイチゴのスーパーデラックスパフェは俺の前には置かれずに母さんの前に無事に置かれた。ここは呼び鈴での店員注文で同じ人が担当してくれたからな。子連れだから分けると思うだろうけど一人で食べるんですよ?この母さんは。


「食べたわね〜」

 店から出て母さんが満足気に一言。スーパーデラックスパフェは母さんが一人で完食したもんだから店員さん驚いていたよ。俺達家族にとっては、いつもの光景だから驚きは無い。

「それじゃ、下の食品フロアで買い物して帰ろうか」

「そうね」


 バイトだった雪華と二人で晩飯を食べていると、父さんも帰宅したので一緒に食べることに。今日の晩飯は牛カルビの焼き肉となっております。雪華には申し訳無いけど明日は俺一人でアオリイカ釣りに行くから肉の献立にしておきました。


 雪華を迎えに行く前に妹弟は晩飯になったけど、約束通りに晩飯は残さず食べたので頭を撫でて褒めておいたよ。母さん?母さんならアレを食べたのに、おかわりしていたよ。でも、一杯だけだったから少しは胃袋に残っていたのかもね。

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