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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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身体・体力測定

「ひろ君はあたしの体重、気にする?」

「う〜ん。体型算出の計算式があるだろ?あれの普通体重ならいいかな」

「少しは気になるんだ」

「どちらかと言えば健康面でかな。痩せてても太ってても健康面に影響が出る場合があるだろ?それが心配なだけ」

「普通体重ではあるけどさ、女子によっては重い部類に入ると思うよ?」

「人は人、雪華は雪華だろ。俺は雪華がパクパクと幸せそうにごはんを食べる姿が好きだしさ、それに一緒にジムで運動もしているから体型も綺麗だと感じているよ」

「んもう」


 登校時に珍しく体重の話題をするのは今日が身体・体力測定の日だからだろう。

 尚、雪華の昨日の晩飯は釣ってきたヒラメとコチの刺身で一杯目、ヒラメの刺身を使った漬け丼で二杯目、ごはんの上にヒラメの刺身と薬味を乗せてからのお茶漬けで三杯目とごはんを二杯おかわりしていたし、今日の朝食もごはんをおかわりしていた。


 そういえば、女子によっては朝食を抜く人達が多いらしく去年の測定の時に朝食を抜いたか聞かれたから「しっかり食べてきた」と答えたら少し引かれたって言ってたっけな。まあ、その時に聞いて引いたのは舞原さんらしいけど。雪華の弁当箱の大きさにも驚いていたみたいだしな。

 その後は彼氏の裕隆から「無理なダイエットは嫌いだよ」と言われたのもあり、自分にあった食事量にしているんだとか。内宮班での食事の時には普通に食べているから、中学時代に食事関係で何かあったのかもね。その頃からおモテになっていたみたいだし。

 雪華の事や去年の事を思い返している内に教室へと到着する。


 HRで測定表を渡されたら測定開始だ。体育着とジャージに着替えていざ出発!って時に。

「僕も一緒にいいでしょうか?」

「もちろんだよ。厳さんと昌史も構わないだろ?」

「「当たり前だろ」」

 という事で新山君も加えた四人で回る事にして体力測定のある校庭に来たんだけど。


「ひろ君。しばらくの間、一緒に回ろう?」

「いいけど、他の皆もいいの?」

「今は身体測定側の特に身長体重エリアが混雑しているから体力測定で時間つぶす予定なのよ。それにうちらは朝食しっかり食べた側だから」

「わかった。そんじゃ、しばらくの間よろしく」

 雪華と一緒に居るのは説明してくれた鳳来さんと明槻さん・笹嶋さん・桃瀬さんだ。

 烏野さん・下津木さん・舞原さんは朝食抜き組らしく身体測定側に向かったとの事。


「厳さんはマラソン大会の影響か体力ついたんじゃないか?」

「だな。もしくは女子が離脱するまで我慢していたかだな」

「くそう!言いたい放題言いやがって」

 現在、厳さんがバテて小休止中だ。女子組はそろそろ空いてきたかもって事で身体測定側に向かっていったよ。

「言い方が失礼になるけど新山君て体力あるよね」

「運動は苦手だけどね。体力だけなら茜ちゃんに振り回されているからさ」

「なるほどな」

 大変だねとは言わない。恋人と一緒の行動だろうから喜んでいるんだろうし、そもそも振り回されるのが嫌なら付き合わないよ。

「さてと、昼休憩までの時間を考えると、あと一種目だから行くか!」

「そうだな」

「待ちやがれ!体力おばけどもめ」

「あははははは」


 昼休憩中は内宮班の皆と一緒に食べているんだけど「去年よりも体重増えてた」「佳奈の場合はムネの重さだろうけどね!」と俺が聞くのは、あまりよろしく無い話題が聞こえてくる。男子は俺の他に新山君がいるけど、彼は下津木さんとの話に夢中で気が付いて無いみたいだな。いや、耳が急速に赤くなったぞ!そして、正面にいる下津木さんも何かを感じとったのかプンスコモードに移行した。そんな無言のやり取りで気を紛らわしてくれる二人には感謝だぜ!


 午後は完全に男女別での行動になった。雪華とは「講堂の測定は最後にするから会えたらいいな」とは言っといたけど、どうなることやら。

 午前中とは違って女子が多めの中で体力測定を全て終わらせて、身体測定側へと向かいこれも終わらせる。

 最後は講堂内測定なんだけど、残念ながら雪華は終わらせていました。ただ講堂内で休憩していたので会う事は出来たけどね。

「ひろ君、残念だったね」

「だな。んじゃ終わらせてくる」

「はーい。着替えがあるから先に戻るね」

「あいよ」


 帰りのHR中に俺達サイテー組がいなかった。何でも女子の身体測定区域付近を集団で隠れてウロウロしていたのを発見されて生徒指導室にてお説教されたので、今も測定中らしい。今回は自分達以外にも他クラスからも同志を集めての強攻だったみたいだ。何をやってんだか。


「ひろ君。あたしのおムネ様がね?去年から少ししか成長してなかったの。やっぱり、佳奈ちゃんみたいに大きいほうがいいよね?」

「いや、その、何て言いますか、雪華のが好きなので大きさにこだわりは無いです。ハイ」

「んもう」

 笹嶋さんのおムネ様は内宮班どころかクラス内でも上位の立派なモノなのだとか。


 笹嶋さんが彼女の陽翔が羨ましいかって?バーロー、俺には雪華のハリと弾力のあるおムネ様が一番で最高なんだよ!

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