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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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それぞれの午後

 めしだぞ〜〜。思わず叫びそうになった。

 厳さんと昌史も急ぎ気味で学食に向かっていったよ。

「ひろ君、お疲れ」

 そう言いながら座ってる俺の背中に抱きついてきた雪華。俺の上は体育着だし、雪華もジャージは着てるけど前は開けて体育着の状態にしてるらしく、二つのマシュマロが首筋に……。

「おムネ様がね、去年より育っておりました」

続けて、んな(そんな)事を耳元で小声で言い始めるんですけど?ここで俺に何をさせる気なの?

「そんな不埒なことを言う人にはお弁当あげませんよ」

 そう言うと笑いながら離れてくれた。(寝る前にもうすぐC後半とアルファべットで教えてくれた。寝る前はヤメレ)


 んんんっ。では、弁当にしますかね。

 今日は鶏の唐揚げ風に厚切した焼きニンジン、黄色のプチトマト、自宅水耕栽培のサニーレタスとなっております。

 ごはんはおかずを濃い味付けにするのは嫌なのでドンと梅干しが鎮座してます。

 運動後は塩分欲しいからね。

「「いただきます」」

「雪華。髪まとめたんだ」

 見るとシュシュで軽くまとめてある。

「うん。体力測定側だと鬱陶しい時あるしさ」

「身体測定は全部終わったの?」

「うん。一番最後に講堂の測定に行く予定。ひろ君は?」

「俺らは先に体力側にしたよ。腹へるからさ、ただ残り数種目あるけど今度は身体側を回っておく予定。変に混むと嫌だからさ」

「回り順教えようか?」

「やめとくよ()()は別々だろ?その近辺のフロアに行くのはマズイ」

「そうだよね。ごめん」

「謝らなくていいって。じゃあ今度会えるのは帰る前だな」

「そうだね」

 なんて会話をしつつ食べ終わる俺達であった。

「「ごちそうさまでした」」


 さて、では講堂は最後にしておくか、雪華と会えるかもだからな。

 そんなこんなでまた三人で回っております。

 なるほど一階から三階にかけて程よく散りばめてあるんだね。これは確かにウロつくから教室の確認になるわ。なぜ回れるかと言えば簡易フロア表が付属されてるからね、それ見て行動してる。

さて、「「身体側も終わったし体力側の残り終わらせますか?」」そう二人で厳さんに言えば「えー」と不服な声が。終わらなきゃ帰れないよ?尚、二人にはそれとなく講堂は最後にしようと伝えてある。


「雪華」

 講堂に向かっていれば雪華に遭遇した。良かったうまく合流できたみたいだ。

「じゃあ、俺達はこれで」

 そう言って去ろうとする二人に「ちゃんと紹介したいから」と言って行くのを阻止する。

「雪華、俺の中学時代からの友人で右が厳田で左が柳原な」

「二人は俺らが一緒にいるとこ見てるだろうけど、俺の彼女で石嶺雪華な」


「はじめまして。柳原です」

「どうも、はじめまして。厳田といいます。柳原と一緒に旦那さんにはいつもお世話になっております」

「はじめまして。内宮の妻の雪華といいます。主人がいつもお世話になってます」

 そう言ってペコペコする三人。

「なんなの?何でそんなに息ピッタリに会社の同僚コントが出来るわけ?」

「「「やらなきゃいけない気がした」」」

 さいですか。

 その後は俺らは四人で講堂の測定を終えるのだった。

 尚、ジャージでおムネガードをしていたので、たゆんを見られることは無かったと記しておく。


 〜雪華side〜

 ひろ君と別れたあたしは、引き続き体力測定を続けるのだった。

 もちろん、少し暑いけどジャージを着てガードしている。男子の気を引こうと体育着になってる人もいるけど、あたしには必要ない。それに、ひろ君を不安にさせたくない!

 水分補給をこまめにして、なるべく測定の先生の目の届くところを確保しながら測定を終える。

 あと、残すのは講堂だけの時に。

「雪華」

 今日は別々だった、ひろ君と合流できた。

 ひろ君の中学からの友人二人と会社の同僚コントで打ち解けて、一緒に講堂の測定をした。何度かひろ君があたしのムネを他の人が見てないか警戒していたけど、あたしには丸わかりなんだからね?女の視線を感じるスキルなめるなよ?


 寝る前にわざとムネのサイズをアルファべットで教えておいた。今日一日寂しかった罰だ。

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